創業50年の老舗「東京スイスイン」で味わう本場のスイスチーズ料理
こんにちは!オグです。
『東京スイスイン(赤羽橋)』について、次の疑問に答えます。
- どんなレストラン?
- オススメ料理(ラクレット・チーズフォンデュなど)は、実際どうなんだろう。おいしいのかな
調べても◯◯ログの口コミや古い情報しかなく、どうなのか気になりますよね。決して値段も安くないですし。せっかく行くなら失敗したくない気持ち、わかります。
- 東京スイスイン(赤羽橋)の特徴
- オススメ料理3品の実体験(チーズタルト・ラクレット・チーズフォンデュ)
- レストランのメニューや雰囲気、予約など詳細情報
本記事の信頼性:
- スイスに3度行き、本場のスイス料理(特にチーズ料理)を食べています
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- 東京にいながら本物のスイスチーズ料理を堪能でき、スイスを旅行しているような海外旅行気分を体験できます
- 行って後悔することもなく、むしろ「この店を選んで正解だった」と思えるでしょう
東京スイスイン(赤羽橋)特徴
山小屋のような心温まる雰囲気

赤羽橋駅から徒歩6分、地下へと続く階段を降りると、濃厚なチーズの香りが漂います。
扉を開けた瞬間、そこは東京タワーのすぐそばにありながらも、まるでスイスアルプスの山小屋。
「東京スイスイン」は、1965年に六本木でオープン、日本におけるスイス料理の草分け的存在です。創業から50年、流行に流されることなく本物の味を守り続けてきました。
スイス人の初代オーナーが六本木で開業したこの店は、3代目オーナーの時代に現在の東麻布へ移転。しかし、3代目の急逝という試練を経て、18年間店を支えてきた方が跡を継いだそうです。

木の温もりと赤と白のテーブルクロスが、スイスを思い起こさせてくれます。
レストランの場所が東麻布と高級エリアだけに緊張していました。しかし実際は、肩肘張らずスイス料理を堪能できる雰囲気で、安心しました。
フロアの店員さんは海外の方で日本語も流暢。基本的には料理を静かに提供してくれます。ですが、時より見せる微笑みが、山小屋のような温かい雰囲気と相まって、和みます。
厨房には日本人の女性もいましたね。私が訪問した際は、この女性が料理を作っていたと思われます。オーナーは不在でしたが、現在は日本人のようです。
メニュー

公式HPのメニューをご覧ください(値段は変更されています)。
コースとアラカルト、両方あります。コースは当日でも注文可能です。
*サービス料10%
*ワンドリンクの注文が必要(水も有料)
予約・お問い合わせ
予約:推奨
22席と席数が限られているためです。電話予約のみ対応しています。
お問い合わせ:03-3588-8708
混雑状況
3名様と1名様のお客さんがいました(ご年配のお客様と大人の女性)。
料理の提供がスムーズかつ、ちょうど食べ終わったころに出てきました。
提供の仕方も丁寧で好感がもてます。さすが東麻布にあるレストランです。
*2026年1月 18時 来店
店舗基本情報

東京スイスイン(赤羽橋)
- 東京都港区東麻布1-3-7 麻布台サマリアマンション B1F
- 予約可(電話)
- 03-3588-8708
- 都営大江戸線「赤羽橋」駅 赤羽橋口より徒歩6分
- 18:00〜21:30
- 日・祝 定休
(*Googleでは日曜も営業になっていますが間違いです) - 現金・クレジットカード・PayPay決済
- 公式HP
チーズ尽くしコース(東京スイスイン/赤羽橋)
- 生ハムメロン
- 熱いチーズタルト:隠れた名物
- スイスインスペシャルサラダ
- ラクレットチーズ:看板料理
- チーズフォンデュ:看板料理
- デザート
- コーヒーまたは紅茶
¥7,000(税抜)
+サービス料10%、ワンドリンク必須(水も有料)
コース料理を選んだ理由は、食べたいと思っていたチーズ料理3品がすべて入っており、アラカルトで注文するよりリーズナブルだと考えたためです。
もう1つのコース(¥8,000)との違いは、オイルフォンデュが入るか否かです。
生ハムメロン

生ハムメロン
あまり見慣れず、不思議な組み合わせの料理が1品目に登場しました。
メロンのみずみずしい甘さに、生ハムの凝縮された塩気と脂の旨味が口の中で合わさると、単体で食べるよりも満足感が高いです。
なぜメロンと生ハムを組み合わせたのか謎ではありますが…
食事療法的な観点から「冷たい果物(湿)は体を冷やし過ぎるので、温かい(乾)性質のハムを合わせてバランスを取るのでは!?」とも思いました(あくまで推測です)。
また2品目「チーズタルト」の前に「生ハムメロン」を出すことで、次の効果が期待できるのではとも考えました。
- 濃厚な料理の前に、口の中をリフレッシュさせておく
- メロンに含まれる酵素がタンパク質(チーズ)の消化を助ける
熱いチーズタルト

隠れた名物と評判の「熱いチーズタルト(Ramequin au Fromage)」
「Ramequin」は、もともとチーズを使った小さな料理を指し、のちに「小さな器(Ramekin)」や、オーブンで焼くチーズ料理そのものを意味するようになったそうです。
実はこのチーズタルト、「もったいない」の精神から生まれた料理らしく、興味をそそられます。
伝統的にスイスの農家では、牛乳からバターを作った後に残る乳清や、乳の副産物を無駄にせず加工したり、硬くなったパンを捨てずに利用する方法を模索していました。
その中で、余ったチーズの端材とパンをおいしく食べる料理として「チーズタルト」が生まれたのです。
農家など金銭面で肉が手に入りにくい家庭にとって、チーズタルトはタンパク質を摂取するために重要な料理でもありました。

グリュイエールチーズと秘密のチーズが入った「チーズタルト」
タルトに「グリュイエールチーズ」を使うのには理由があります。
グリュイエールチーズは、熱を加えると滑らかで均一に溶ける性質があります。
チーズの脂肪と水分のバランスが良く、溶けても油分が分離しにくいからです。
この性質がオーブンで焼いた際、とろ〜りした食感を出すのに最適です。
またチーズタルトがよく食べられる地域は、グリュイエールチーズの産地でもあり、タルトの材料として使われるようになりました。

外側の生地はしっかりした食感ながら、内側はチーズが詰まっており、とろ〜りチーズのコクが楽めます。表面のほどよい焦げ目も香ばしく、チーズの濃厚さを増幅させていました。
熟成が進んだグリュイエールは、ナッツのような芳醇なコクが出ており、生地の風味とよく合いますね。チーズ自体の塩分が全体に深みを与え、調味料のような役割を果たしているのも素晴らしいです。
チーズ好きにはたまらない料理なので、前菜として必食です!
スイスインスペシャルサラダ

ラクレットチーズ、チーズフォンデュと続く前に、サラダが出てきました。
このタイミングでサラダが出るのも、日本人的には不思議。「サラダ=最初」の印象があるためです。
しかしこの順番には意味があるのではと思いました。具体的には次の通りです。
- 舌のリセット機能
- ドレッシングの酸(ビネガー・レモン)が、チーズタルトの脂分を洗い流し、次のラクレット・フォンデュを新鮮に味わえる状態にします
- 消化サポート
- サラダに含まれる食物繊維が脂質吸収を穏やかにする
- オリーブオイルが胃粘膜を保護
- 苦味野菜(ルッコラなど)が胆汁分泌を促進し、脂質の分解を助ける
- 食感のリズム変化
- シャキシャキ&冷たさで単調さを防ぐ。サラダがないと、柔らかくて濃厚なものばかりが続いてしまいます。
ルッコラ、マッシュルームスライス、トマト、きゅうりなどの野菜を、細かく砕いたナッツとオリーブオイルなどのドレッシングを絡めていただきました。
さっぱりしており、直前に食べたチーズタルトの濃厚さを和らげ、次に続くメインのチーズ料理へ備えます。
ラクレットチーズ
ラクレットは、スイスのアルプス地方で生まれたセミハードタイプのチーズです。
その名前は、フランス語で「削り取る」を意味する動詞「racler」に由来しており、溶けたチーズをナイフで削り取って食べる伝統的なスタイルから名付けられました。
ラクレットの発祥地は、スイスのヴァレー(Valais)州です。当時アルプスの羊飼いたちが山での食事中、チーズを焚き火にかざして溶かし、ナイフで削ってパンに乗せて食べたのが始まりとされています。
もともとは貧しい農民や牧畜民の野外料理でしたが、1970年代にテーブル調理器が登場したことで、世界中に広まる「冬の社交料理」へと進化しました。
ラクレットチーズは主に牛の生乳を原料とし、円形のホイール状に成形されたチーズは、通常3〜6ヶ月間熟成されます。脂肪分と水分の黄金比により、加熱しても油分が分離しにくく、滑らかに伸びるのが特徴です。
牛乳から作られるこのチーズは、加熱すると驚くほどクリーミーに溶ける性質が最大の特徴となっています。

大きな円盤状のチーズを半分に切り、断面を専用のヒーター(昔は焚き火)で炙ります。
表面がブクブクと泡立ち、焦げ目がついた瞬間を狙って、お皿に「ドロッ」と一気に削り落とすダイナミックな方式です。

非常に濃厚でクリーミーな味わいが特徴で、ナッツのような風味とバターのようなコクが感じられます。塩味がしっかりしており、ジャガイモの甘みを引き立ててくれるでしょう。

溶けたては滑らかで、冷めるにつれて心地よい弾力が出てきます。
ラクレットと一緒に楽しむ定番の付け合わせがあります。
- 茹でたジャガイモ:これが主食となります
- 小キュウリのピクルス:酸味がチーズの脂っぽさをリセットし、無限に食べられるループを作ります
- パンや乾燥肉
- スパイス:黒胡椒やパプリカ、ラクレット専用のハーブ入りスパイスを振りかけます
ラクレットを焼く際、端の方にできるカリカリのチーズの焦げカスを、スイスでは「La Religieuse(ラ・ルリジューズ/修道女)」と呼び、もっとも美味しい部分として珍重されています。
チーズフォンデュ

アルプスの山々に囲まれたスイスから生まれた、冬の定番料理「チーズフォンデュ」。
とろけたチーズにパンを浸して楽しむこの料理は、今や世界中で愛される存在です。
「フォンデュ(fondue)」という名前は、フランス語の「fondre(溶ける)」が語源。まさに「溶けたもの」を意味する言葉から来ています。
チーズフォンデュが誕生したのは18世紀ごろのスイス、特に西部のアルプス地方。
冬の厳しい山岳地帯では新鮮な食材が手に入りにくく、保存の効くチーズと寒さで硬くなったパン、そしてワインを組み合わせて煮溶かしたのが起源とされています。
チーズフォンデュが「スイスの国民食」として不動の地位を築いたのは、実は1930年代なんです。
当時のスイス・チーズ連合が、チーズ消費を促進するため大規模なプロモーションを展開。家庭でも手軽に楽しめるパーティー料理として全国に広めました。

チーズフォンデュの美味しさを左右するのは、何と言ってもチーズの選び方と配合です。
基本の材料:
- チーズ(複数種のブレンド):代表的なのは「グリュイエール」と「エメンタール」の組み合わせ。本場スイスでは「モワティエ・モワティエ(半分半分)」と呼ばれる、グリュイエール(コク担当)とヴァシュラン・フリブルジョワ(とろみ担当)を5:5で混ぜるスタイルが正統派です
- 白ワイン:ワインに含まれる酸が、チーズのタンパク質が固まるのを防ぎ、滑らかな状態を保ちます
- コーンスターチ:チーズとワインが分離しないための結合剤
- キルシュ(チェリーブランデー):香り付けと消化を助けるために少量加えます
この絶妙な配合が、あの「黄金の液体」を生み出す秘訣と言っても過言ではないでしょう。
本場では「カクロン(Caquelon)」と呼ばれる専用の土鍋・陶器鍋を使い、卓上コンロやキャンドルで温め続けます。テーブルの中央に置いて、みんなでワイワイ囲むのが醍醐味です。
スイス流の粋なお作法
- 「8の字」で混ぜる:長いフォークでパンを刺したら、鍋の中を8の字を描くように混ぜます。これで温度と濃度が均一に保たれます
- パンを落としたら罰ゲーム:鍋の中でパンを落としてしまった人には、罰ゲームが待っています
- 飲み物は温かいもの:冷たい水を飲むとお腹の中でチーズが固まると信じられているため、温かい紅茶か白ワインを合わせるのがスイス流です
一緒に楽しみたい食材:
- カリッとしたバゲット
- 茹でたジャガイモ
- ブロッコリーやパプリカなどの野菜
- ピクルス各種
強烈なチーズの旨みに、滑らかでパンに絡みつく濃厚な質感がたまりません。温かいチーズが食材を包み込む、幸せな一体感を楽しめます。
鍋底にこびりついた薄いチーズの膜「カレ(またはラ・ルリジューズ=修道女)」は、旨みが凝縮された特別なご褒美。これをフォークで剥がして食べるのが、フォンデュの〆です。
1つの鍋をみんなで囲んで楽しむスタイルは、「共有体験」そのもの。心も体も温まる、特別な一品をぜひご堪能ください!
デザート&コーヒーまたは紅茶

濃厚で上品なレアチーズケーキです。
スイスでは通常、「チーズケーキ」と言うと食事系の塩味があるものを指します。デザートではないんです。
今回提供されたのは、おそらくスイス伝統のではなく、日本人向けのチーズケーキと思われます。よく言えば、ここもスイスのチーズケーキや別のデザートがよかったです。
デザートに合わせるドリンクは「紅茶」をオススメします。
実は、スイスのチーズ料理において紅茶は単なる飲み物ではなく、「胃を守るための必須アイテム」と考えられているためです。
スイスでは古くから「チーズフォンデュやラクレットの後に冷たい水を飲むと、お腹の中でチーズが固まって巨大な塊(チーズ・ストーン)になり、消化不良を起こす」という言い伝えがあります。
温かい紅茶は、胃を温めて活動を活発にし、脂肪分の分解をサポートすると信じられているのです。
【まとめ】東京スイスインで本場のスイスチーズ料理を味わおう!
- 東京にいながら本物のスイスチーズ料理を堪能でき、スイスを旅行しているような海外旅行気分を体験できます
- 行って後悔することもなく、むしろ「この店を選んで正解だった」と思えるでしょう
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう。
創業50年の老舗スイス料理店『東京スイスイン(赤羽橋)』
特徴
- 東京におけるスイス料理の草分け的な存在
- 流行に流されず、本場の味を守り続けている
- 山小屋のような心温まる雰囲気
- 東麻布と高級エリアにありますが、緊張せず食事を楽しめます
コース内容:
- 生ハムメロン
- 熱いチーズタルト:隠れた名物
- スイスインスペシャルサラダ
- ラクレットチーズ:看板料理
- チーズフォンデュ:看板料理
- デザート
- コーヒーまたは紅茶
¥7,000(税抜)
+サービス料10%、ワンドリンク必須(水も有料)

いかがでしたでしょうか?スイスのチーズ料理を食べてみたいと思っていただけたら幸いです。
この記事を読み終えたあなたは、きっと「もっと色々な国の食文化を知りたい!」という新しい探求心に目覚めているはずです。次は「世界一周」へ飛び出しませんか?
この記事で紹介した「東京スイスイン」以外にも、東京ではスイス料理を味わえます。そんな貴重なグルメを取り上げたのが、私の著書『東京グルメで世界一周 – 世界100ヶ国の料理』です。
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