東京でたった2軒だけ!本場チリ料理を食べられる店をご紹介します
こんにちは!オグです。次の疑問に答えます。
- 東京で本場のチリ料理を食べたいけれど、お店が見つからない
- 料理の味の想像がつかず不安
- ようやく見つけたお店がディープで、予約や注文の仕方がわからず入る勇気が出ない
日本で馴染みの薄いチリ料理だからこそ、「せっかく行くなら失敗したくない」「本物の味を知りたい」と思うのは当然のことです。
「一見客やひとりでも大丈夫か?」と不安な方も多いと思います。
- 新店!チリ料理とオーストラリアのカフェ文化を体験できる「Allways Cafecito Roasters(入谷)」
- 老舗チリ料理専門店「カーサ・デ・エドゥアルド(新中野)」
- 「エンパナーダ(パイ)」を始めとる、チリ料理の特徴と各店舗のオススメ料理3選
- 店主や店の雰囲気、来店する際の注意事項など詳細
本記事の信頼性:
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
私の独断と偏見でオススメなのは、「Allways Cafecito Roasters」です。
料理の味・種類や店への入りやすさ・居心地などを総合的に見て判断しました(*料理や店の優劣とはまったく関係ありません)。
- チリ料理に対する不安は解消され、チリ料理を食べに行くのが待ち遠しくなっているはずです
- まるで地球の裏側へ旅をしたような、お腹も心も満たされるチリ旅行気分を、東京にいながら味わえます
Allways Cafecito Roasters(入谷)
チリ人の旦那さまと、日本人の奥さま夫婦が経営するカフェ。2025年11月にオープンした新店です。
旦那さまは母国で料理人としての経験をもち、奥さまはオーストラリア・メルボルンでバリスタとして働かれていたそうです。
カフェという業態ながら、旦那さまが作るチリ料理は非常にレベルが高く、現地の人も「故郷の味」と言うほどです。
ご夫婦ともお客様と何気ない会話を楽しまれており、居心地いい雰囲気がカフェ全体に漂っています。
ネット上には、この後紹介する「カーサ・デ・エドゥアルドが、東京唯一のチリ料理店」とされています。
しかし2026年5月現在、「Allways Cafecito Roasters」でもチリ料理を楽しめるため、その表現は誤りです。
曜日限定も!オススメのチリ料理3選
- 日曜限定・チリ版ホットドッグ「コンプレート」
- 土日祝限定・パイ「エンパナーダ」
- チリで親しまれる看板焼き菓子「レモンパイ」
日曜限定・チリ版ホットドッグ「コンプレート」

日曜限定で食べられる、チリ版ホットドッグ「コンプレート」
挟んだソーセージが見えないほど、大量の具材が載っています。スペイン語で「完全な」を意味するその名の通り、1本で大満足できますよ。
コンプリートにはさまざまなバリエーションがあります。その中でも人気なのが「イタリアーノ」です。
コッペパンのようなバンズにソーセージを挟み、刻みトマトを入れ、アボカドペーストとマヨネーズをたっぷり掛けます。
トマトの「赤」、アボカドの「緑」、マヨネーズの「白」の3色が、イタリアの国旗の配色と同じため、イタリアーノと呼ばれているのです。

コンプレートの始まりは1920年代まで遡ります。チリのビジネスマンがアメリカでホットドッグに出会い、自国に持ち帰り販売を始めました。
しかしアメリカのケチャップやマスタードだけのホットドッグはチリ人にウケず、売れ行きが良くなかったのです。
そこでチリ人が好きな食材(トマト、アボガド、マヨネーズなど)をこれでもかと入れて売ったところ、大当たり!瞬く間にヒット商品となりました。
このとき何でもかんでもホットドッグに入れたことが、コンプレートの語源となったとされています。
アボカドとマヨネーズの濃厚な口溶けに、トマトのみずみずしい酸味が加わり、ボリュームのある割にはスルスルと食べられます!
ふんわりとしたパンもカリッとしたソーセージと対照的な食感でバランスが取れており、たっぷり乗せた具材を受け止め、口の中で一気に味わえるのがいいですね。
土日祝限定・パイ「エンパナーダ」

南米でお馴染みのパイ「エンパナーダ」
アルゼンチンやボリビア、コロンビアなどさまざまな国で見かけますが、それぞれ具材や調理法が違うのです。
南米は同じ名前の料理でも、国によって使う食材や調理法が異なる点に興味を惹かれます。

このエンパナーダ、とても大きく驚きです。具材は「ハム&チーズ」と「ピノ(牛肉や玉ねぎ、ゆで卵、オリーブ、レーズンなど)」の2種類あります。
オススメは「ピノ」です。正式には「エンパナーダ・デ・ピノ」と呼ばれ、ほかの南米諸国と比べても際立った個性をもっています。その背景には、歴史・文化・食材の3つが深く絡み合っているのです。
① オールスターな具材の組み合わせ
一般的に「ピノ」と呼ばれる具材は、炒めた牛挽肉と大量の玉ねぎをベースに、ゴロッと大きなゆで卵、種付きのブラックオリーブ、レーズンが入っています。肉の塩気、オリーブの渋み、レーズンの甘みが口の中で混ざり合う、非常に複雑な味わいです。
② 特大サイズ
アルゼンチンやコロンビアのエンパナーダが2〜3口のスナックサイズなのに対し、チリのものは大人の手のひら〜顔ほどもある特大サイズ。1個でお腹がいっぱいになる「完全な一食分」として作られています。
③ 牛脂を練り込んだ生地のコク
多くの国がバターやショートニングを使う中、チリの伝統的な生地には牛脂が練り込まれています。焼き上がりはサクサクというより、しっとりどっしりとした仕上がりで、肉の旨味をがっちり受け止めます。
「ピノ(Pino)」という言葉は、チリの先住民マプチェ族の言葉で「肉の細切れ」を意味する「Pinu」が語源とされています。スペインの植民地文化を受け入れながら、先住民の食文化や現地の農産物(オリーブやレーズンなど)を取り込むことで、チリ独自の「一食完結型」の巨大なエンパナーダへと進化を遂げました。
手で持ってみると、ずっしり重く中身が詰まっているのを感じました。
軽く焦げ目のついた表面の生地は、柔らかくしっとりしています。これまで食べてきたエンパナーダはカリッとしたり、香ばしい生地が多かったので、この点も違いを感じました。
ハム&チーズは塩気と濃厚な旨味が合わさっている一方、ピノはゆで卵やレーズンのお陰で甘塩っぱく素朴な印象を受けました。
他国との違いはなぜ生まれたのか?
南米でエンパナーダがこれほど国ごとに異なるのは、気候と先住民文化の影響です。
チリやアルゼンチンは小麦の栽培に適した気候のため小麦粉の生地が主流になりました。
一方、熱帯のコロンビアではトウモロコシ粉を使った黄色くてクリスピーな揚げエンパナーダに、パラグアイではキャッサバ粉を混ぜたもちもち生地に、そして高地で寒冷なボリビアでは「サルテーニャ」と呼ばれるスープがたっぷり詰まった温かい仕立てへと、それぞれ独自の進化を遂げています。
チリで親しまれる看板焼き菓子「レモンパイ」

「チリでレモンパイ!?」と思われるかもしれませんが、チリではどこにでもあり、お店ごとに個性的なレモンパイが提供されているそうです。
こうした事実も現地の人から話を聞かないと想像もできません。まさに本場の体験そのもので、その話に聞き入ってしまいました。
チリで「レモンパイ」が普及した背景には、次の3点が考えられます。
① チリ人のレモン愛と甘党文化
チリではレモンへの親しみが深く、同時に大の甘党でもあります。
酸っぱいレモンクリームの上に甘くどっしりしたイタリアンメレンゲをたっぷり乗せたレモンパイは、チリ人にとって「ガツンとくる酸味×ガツンとくる甘み」の黄金バランスが絶妙な一品です。
② コンデンスミルクを使った独自レシピ
欧米のレモンパイは一般的にコーンスターチや卵黄でカスタードを作ります。一方チリでは、レモン汁に加糖コンデンスミルクを混ぜるだけ。
酸の化学反応によって火にかけなくてもとろりとした濃厚なクリームができあがります。
コンデンスミルクが安価で手に入りやすいチリでは、この手軽さと美味しさが家庭やパン屋に爆発的に広まりました。
③ 夕方の文化「Once(オンセ)」
チリには毎日夕方17~21時ころに「Once(オンセ)」と呼ばれるお茶の時間があり、夕食を兼ねてパンやケーキ、紅茶を楽しむ習慣があります。
このオンセの定番として大量に消費されるのがレモンパイで、カフェやスーパー、町のパン屋、売店にまで置いてあるのはそのためです。

ふわっとしたイタリアのメレンゲが、生地の上に乗っています。見た目も非常に美しいです。ベーカリーやお菓子作りの経験をもつチリ人の旦那さまの腕が光ります。
メレンゲがシュワっと口の中で消えていった後は、サクッわずかにしっとりしたタルトの食感が続きます。甘さ控えめで心地いいデザート。酸味も効いているので、暑い夏にもピッタリです!
店舗詳細
メニュー


チリ人の旦那さまのお母さんはイタリア人だそうで、だからこそ「フォカッチャ」も自慢の一品として提供しています。
生地から作るほど、手間暇かけているところにもこだわりを感じますね!
予約・お問い合わせ
- 予約不可
- お問い合わせ:公式Instagram(@allwayscafecito)のDM
雰囲気(内観・外観)
内観

外観

混雑状況・料理提供時間
- 混雑状況:先客3〜4名(基本的に休日はお客さまが多いです)
- 料理提供時間:10〜15分
店舗基本情報
Allways Cafecito Roasters
- 東京都台東区入谷1-4-3
- 予約不可
- 電話番号不明
- 東京メトロ日比谷線「入谷」駅 徒歩3分
- 10:00~18:00
- 水曜 定休
- 公式Instagram:@allwayscafecito
カーサ・デ・エドゥアルド(新中野)
新中野の「カーサ・デ・エドゥアルド」は、東京では珍しいチリ料理専門店。
店名は「エドゥアルドの家」という意味らしく、自宅に招かれたような温かなもてなしが特徴的です。
日によって提供できないメニューがあったり、海外らしさも感じます(*その辺を許容できる方に向いています)。
小さな店内なので、相席が基本。人によっては少し窮屈に感じるかもしれません。
予約限定あり!オススメのチリ料理3選
- チリを代表するパイ「エンパナーダ」
- 予約限定!とうもろこしのパイ
- ランチがお得!鶏もも肉のオーブン焼き
チリを代表するパイ「エンパナーダ」

ぎっしり詰まったひき肉・あふれ出すジューシーな肉汁

チリでは「おふくろの味」として親しまれています。

サルサソースを中に入れて食べましょう!ミートパイの旨さがさらに引き立ちます。

シャキシャとした玉ねぎと酸味のあるトマトソースに、ピリッと辛味も感じました。
予約限定!とうもろこしのパイ

事前予約で食べられるトウモロコシパイ
トウモロコシの甘み・しっとり食感が特徴的で、素朴な風味です。

中には肉も練り込まれており、ボリュームもしっかりあります。
ランチがお得!鶏もも肉のオーブン焼き

肉汁あふれ、ジューシーな鶏もも肉のオーブン焼き
塩・胡椒・ニンニク、オレガノとシンプルな味付けがチリらしさです。
肉本来の旨味をダイレクトに楽しめます。
店舗詳細
メニュー
公式HPをご覧ください。
- 日によって提供できる料理が異なるようです。
- 「とうもろこしのパイ」など、予約しないと食べられない料理もあるので注意してください。
予約・お問い合わせ
- 予約可(ランチは要予約)
- お問い合わせ:090-6508-4649
雰囲気

混雑状況・料理提供時間
- 混雑状況:先客3〜4名ほど
- 料理提供時間:15分〜20分
店舗基本情報
カーサ・デ・エドゥアルド
- 東京都中野区中央4-1-8 富士シャトー 1F
- 予約可
- 090-6508-4649
- 東京メトロ丸ノ内線「新中野」駅 4番出口 徒歩10秒
- 11:00~24:00(※ランチは要予約)
- 年中無休
- 公式HP
【まとめ】チリ料理を東京で食べよう!
- チリ料理に対する不安は解消され、チリ料理を食べに行くのが待ち遠しくなっているはずです
- まるで地球の裏側へ旅をしたような、お腹も心も満たされるチリ旅行気分を、東京にいながら味わえます
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
「Allways Cafecito Roasters(入谷)」
チリ人の旦那さまと日本人の奥さまが営む2025年11月オープンの新店です。
本場仕込みのチリ料理とオーストラリア・メルボルン仕込みのコーヒーを、アットホームな雰囲気の中で楽しめます。
オススメは、日曜限定のチリ版ホットドッグ「コンプレート」、土日祝限定の「エンパナーダ」、そしてチリの国民的スイーツ「レモンパイ」の3品です。
予約不可のため、公式Instagram(@allwayscafecito)で最新情報を確認してからお出かけください。
「カーサ・デ・エドゥアルド(新中野)」
「エドゥアルドの家」という店名の通り、自宅に招かれたような温かいもてなしが魅力のチリ料理専門店です。
オススメは肉汁あふれる「エンパナーダ」、事前予約限定の「とうもろこしのパイ(パステル・デ・チョクロ)」、シンプルな味付けが光る「鶏もも肉のオーブン焼き」の3品。
ランチは要予約のため、来店前に必ずご連絡ください。
どちらのお店も、東京にいながら地球の裏側・チリの食文化を体感できる貴重な場所です。チリ料理を食べたことがない方も、ぜひこの機会に足を運んでみてください。きっとお腹も心も満たされるチリ旅行気分を味わえるはずです!

東京でチリ料理の魅力にハマった方には、ぜひ私が出版したKindle本「東京グルメで世界一周: 世界100ヵ国の料理」もご覧ください。
東京で味わえる世界100ヶ国の料理をまとめた一冊で、チリ料理のようにまだまだ知られていない各国の味を、東京にいながら体験するためのガイドとして活用いただけます。
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