東京初!ジョージア専門ビストロ・ワインバー・AJIKA(神楽坂)

こんにちは!オグです。
ジョージア専門ビストロ・ワインバー「AJIKA(神楽坂)」について、次の疑問に答えます。
- 初めてジョージア料理を食べたいけど、何を注文すれば良いか分からない
- 雰囲気はどうかな。友だちと行ったり、ひとりでも入りやすいのかな
- アクセス・営業時間・金額などの具体的な店舗情報が知りたい
ジョージア料理は馴染みがないものが多く、まず試すべき定番メニューは何かがわからず迷ってしまいますよね。
オープンしたばかりでネットに情報ががあまりないから、営業時間やメニューなど具体的な情報を知りたい気持ち、よくわかります。
本記事の内容:
- 『AJIKA(神楽坂)』の特徴
- オススメのジョージア料理2品「ハチャプリ」「シュクメルリ」とワイン
- そのほかのメニュー、お店の雰囲気、混雑状況や予約などお店の詳細
- 今後の展望
本記事の信頼性:
- ジョージアに2回渡航し、本場の料理・ワインを味わっています
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- 未知のジョージア料理に触れ、東京にいながらジョージアを旅しているような非日常を体験できるしょう
- 来店に際しての不安がなくなり、安心して計画を立てられます
東京初!ジョージア専門ビストロ・ワインバー「AJIKA(神楽坂)」

東京初!ジョージア専門ビストロ・ワインバー「AJIKA(アジカ)」が、2025年9月14日、神楽坂にオープンしました。
ジョージア料理・ワインを専門で取り扱うお店は、都内にありませんでした(昔、五反田にあったそうですが、閉店しています)。だからこそ、今回の開店は悲願であり、注目を集めています。

ジョージア人、ジョージアに精通した日本人の方々が一丸となって、本場ジョージアの料理・ワインを含む、文化を広めていきたいとの思いで開店されました。
実は、この『AJIKA』のオープン情報は、私の無料メルマガで事前にお伝えしていました。
こうした他では得られない海外グルメ情報をメルマガ限定で発信していす。気になる方はぜひご登録ください。
【ランチ】舟形のチーズパン「ハチャプリ アチャルリ」

舟形のチーズパン「ハチャプリ アチャルリ」に、ジョージアサラダ・2種のディップ・チキンスープが付きます。
ジョージア名物「ハチャプリ」は形や具材などバリエーションがさまざまです。生まれた地域やシェフのオリジナルなど、その種類は数えきれません。

ランチでは黒海地方の「ハチャプリ アチャルリ」が登場!形がボートを、真ん中に置かれた卵は船に乗っている人を表していると言われています。
そしてクラシックの「ハチャプリ アチャルリ」には『AJIKA』特製のジョージアチーズを使用。日本のチーズメーカー3社と共同開発した、AJIKA自慢のチーズです。
また「ハチャプリ アチャルリ」は食べ方もユニーク。

まず中心の卵をぐるぐるとかき混ぜチーズとしっかり絡めます。
私は最初かき混ぜるのが不十分で、ジョージア人スタッフさんに「もっとかき混ぜたほうがいいですよ」と言われました。
塩気が利き濃厚なチーズに黄身を混ぜると、とろみが加わりコクが増します。

次にピザの耳のようなパンの端をちぎります。もちっとしたパンの弾力が伝わってきました。
最後にちぎったパンをかき混ぜたチーズ&卵にたっぷり浸して食べましょう!

黄身のとろみのお陰でチーズがパンにしっかり絡みます。外は少し硬めながらも中はふかっと柔らかいパン。チーズ&とろとろの黄身をぎゅっと吸い込んで一体感を生み出します。
たしかに濃厚な口溶けなのですが、食べ続けていても嫌にならないのです。むしろ、リッチさが病みつきで止まりません。

このハチャプリと合わせるなら、白ワイン「ルカツテリ(白ブドウ品種)」がオススメです。
ハチャプリの存在感が際立っていますが、セットの料理も忘れてはいけません。

チキンスープ
肉体の回復・風邪・二日酔などにも効く滋養スープとも言われる「チキンスープ」
鶏の旨味がベースで、出汁がしっかり利いています。コラーゲンがスープに豊かなコクを与え、クリーミーさも程よく感じました。包み込んでくれるような温かみは、味噌汁と似ていると思います。
濃厚なハチャプリやジョージアワインをたくさん飲んだ後の胃を優しく保護してくれるような印象です。

ジョージアサラダ
トマト・きゅうり・玉ねぎなど、シャキシャキと新鮮な野菜にザラっと食感のクルミがいいアクセントです。フレッシュで爽快な風味なので、ハチャプリを食べる準備としていただきましょう!

2種のディップ
- ネギ プハリ:ネギ、クルミ、スパイス
- ニンジン プハリ:ニンジン、クルミ、スパイス
すり潰した野菜をベースに、クルミ・にんにく・ハーブ・酢などで風味をつけたペースト「プハリ」
ジョージア人の方が仰っていた通り、ワインの最高のお供です!
ペースト状の滑らかな食感。野菜のほのかな甘味とクルミのコクが感じられ、ワインが進む前菜です。
神楽坂という立地で、これだけの料理が付いて¥1,900(税込)とは非常にリーズナブル。
ほかのお店だと、ハチャプリだけでこれぐらいの値段になることもありますよ。お財布に優しく、本場ジョージア料理が食べれるなんて最高です。

実は、クラシック以外にも『AJIKA』オリジナルのハチャプリが3種類あります。
シュクメルリ(鶏肉のガーリック煮込み)、ほうれん草、ロビオ(豆)です。
ハチャプリはシェフの創意工夫でオリジナルが生まれる料理。都内初で本場ジョージア料理を提供する『AJIKA』らしく、違った種類も取りそろえています。

今回はその中でもジョージア名物「シュクメルリ」と融合したハチャプリをいただきました!
クラシックに比べ、ニンニクのパンチ・コクが利いています。チーズの濃厚さや黄身のとろみが和らぎ、コクの深さが表に出ていました。

ゴロゴロとしたチキンによりボリューム感が増し、モチモチのパンと合わせると満足度がかなり高い一品です。
こういうアレンジがあると、次回行く楽しみが増えます。ほうれん草は健康志向を意識、ロビオ(豆)はヴィーガンの人も楽しめるようにと考案されたバージョンらしいです。
制覇して、食べるごとにこの記事に追加していきたいと思います!

とろけるチーズと卵の組み合わせがクセになる『ハチャプリ アチャルリ』。ジョージアを代表する料理ですが、実は世界には国ごとに独自の食文化があります。
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【ディナー】鶏肉のガーリック煮込み「シュクメルリ」

鶏肉のガーリック煮込み「シュクメルリ」
ジョージア北西部ラチャ地方の郷土料理で、シュクメリ村が名前の由来とされています。
「シュクメルリ」最大の特徴は大量のニンニク!力強い味わいが味の中心となります。
しかしニンニクが強すぎるあまり、日本人にはきついと感じることも。かくいう私もその1人です。現地で食べた際はあまりのニンニクに途中で断念。

しかし『AJIKA』ではその心配はありません。ニンニクが程よく利いており、食べやすいのです。ジョージア本場の味を提供する上で、日本人が対象ということも忘れていません。日本人に親しんでもらう工夫が施されています。
ただこれは口で言うほど簡単ではありません。「シュクメルリ」に関しては、ニンニンを抑え過ぎると、物足りなくなってしまう恐れも。また最近ではクリームを使う「シュクメルリ」も増えてきていますが、クリームの風味が強すぎて、本来の味とは異なることもあります。

しかしその点もクリアしているのが『AJIKA』です。ソースのコクをはっきりと感じられました。それも重くなく、余韻が残る風味です。
そんなソースが絡んだ、プリッと弾力のあるチキン。現地では少なくても半尾で提供されていましたが、『AJIKA』ではSサイズもあって嬉しいところです。

残ったソースにはジョージアの細長いパンをたっぷり付けていただきましょう!

熱々モチっとしたパンにコクの深いソースが絡み、これまた病みつきの組み合わせ。最後の最後までシュクメルリを堪能してくださいね!
ちなみに、ジョージアではパンをこうしたソースだけでなく、スープやサラダの残ったドレッシングにも浸ける習慣があるそうです。食べ物を無駄にしない素敵な文化ですね。

にんにくの香りが食欲をそそるシュクメルリは、ジョージアの定番家庭料理の1つ。
こうした各国の家庭の味に触れると、自然と「ほかの国の料理はどんな味なんだろう?」と気になってきませんか。
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【ディナー】特製ジョージアチーズを使った丸い「ハチャプリ」

ランチとは異なり、ディナーでは丸い形のハチャプリです。

チーズが中に包まれており、生地の中心からあふれ出しています。見た目から食欲をそそられました。
舟形のハチャプリと比べ、生地は薄く柔らかです。表面の香ばしさが光ります。
中身はトロけるというより、食感がはっきりしたチーズが詰まっていました。チーズ自体の塩味や乳の風味が前面に出ています。

チーズがたっぷり詰まった生地の外側は、チーズの弾力感と生地の厚みが相まってモチモチ食感。リッチで塩味の強いチーズの旨味を存分に味わえます。

イメレティチーズというジョージアのチーズを使っているため、チーズ自体に伸びもあります。
これだけ濃厚で味の主張がはっきりしたチーズなのに、口の中でシュワっと消えていくような感覚なのが不思議です。特製チーズの真骨頂ですね!
丸いハチャプリはディナー限定ですが、ぜひとも食べたいイチオシ料理です。

丸い形のハチャプリは、地域ごとに違ったチーズや生地が楽しめる伝統の一品。食べ比べるほどに土地ごとの食文化の奥深さが感じられます。
同じように、東京には世界中の国のその土地らしい料理が揃っています。そんな食文化の旅を一冊にまとめたのが拙著『東京グルメで世界一周: 世界100ヵ国の料理』です。
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今後の展望

- 料理:お客さんの意見を聞きながら、風味やボリュームの調整、選択肢の追加、メニューの改良などを進めていく予定
- ワイン:今後1ヶ月ほどを目処に種類を増やしていき、日本に輸入されていないワインも取り扱いを計画中
- パーティープラン:ジョージアの宴会(スプラ)プランが登場予定
- 文化交流の促進:ジョージアに関するイベント(セミナー、ダンス、ワイン講習会など)を通じて、ジョージアという国を日本人に知ってもらう活動を行なっていきます
店舗情報詳細
メニュー
- ランチは「ハチャプリ」がメニューの中心となるものの、お手軽な価格でジョージア料理を楽しめます
- ディナーはアラカルトでランチにはないジョージア料理を食べられますよ
- お店のオススメ料理は「ハチャプリ」と「シュクメルリ」です
- 8000年の歴史をもち、世界最古と言われるジョージアワインはランチ・ディナーともグラス、ボトルで楽しめます



雰囲気
内観
- 42席(テーブル・カウンター)
- 個室なし
- 赤ちゃん・子ども連れ可
- 英語メニュー有、英語対応可

長テーブルはなんと府中刑務所の方が作ったとか!お店のスタッフが何回も材質やデザインなどを確認に行き、手間暇かけて作り上げたテーブルです。

ジョージアの宴会(スプラ)ができる長テーブルや、現地から船で運んできたワインの壺など、ジョージアを肌で感じられます。
現地にはこれより大きい壺があり、中に入って写真を撮るなんて光景も見られるそうです。

丸いテーブル席やテラス、2人掛けの席など、ひとりでも団体でも楽しめる空間です。

お客様の年齢層が高めかつ落ち着きのある方が多いため、店内は静かな空間です。

四角いオープンバーが中央に設置されており、気軽にワインを楽しむのも大歓迎です。
またテーブル席で食事をしたあと、バーカウンターに移動してワインを楽しむなんて使い方もできます。

ジョージア人も働いており、現地のお店さながらです。日本語が話せるジョージア人、ジョージアに精通した日本人がいますので、料理・ワイン・現地のことなど、尋ねてみてください。
スタッフの皆さんは非常に親しみやすく、お客様ひとりひとりに丁寧な対応をされています。
外観

神楽坂の横道を入ったところにひっそりと佇みます。

石畳のような通路を奥に進むとお店の入口です。

予約・お問い合わせ
予約可(推奨)
食べログから予約できます。
電話番号は不明です。
待ち時間・料理提供時間
- 待ち時間:なし(予約のため)
- 客層:
- 比較的年齢層が高め、落ち着いた雰囲気の家族連れ、ご夫婦が多い印象
- 海外の方も多数来店されていました
- 男女比:4:6
- 客層:
- 料理提供時間:
- サラダ、前菜、スープ:10〜15分ほど
- メイン:20〜25分ほど
シェフが1人で作っているため、混雑状況によって提供時間は変わります。
ファーストフードのようにサクッと食べて出ていくお店ではないので、ワインなどを楽しみながら気長に待ちましょう!
店舗基本情報
AJIKA Georgian Bistro and Wine Bar
【まとめ】 「AJIKA(アジカ)」でジョージア料理・ワインを堪能しよう!

- 未知のジョージア料理に触れ、東京にいながらジョージアを旅しているような非日常を体験できるしょう
- 来店に際しての不安がなくなり、安心して計画を立てられます
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
2025年9月14日、神楽坂に東京初のジョージア専門ビストロ・ワインバー「AJIKA(アジカ)」がオープンしました。ジョージア人と日本人スタッフが一丸となって、本場の料理とワインを通じてジョージア文化を広める注目のお店です。
ランチの目玉は舟形のチーズパン「ハチャプリ アチャルリ」。特製ジョージアチーズを使用し、卵とチーズを混ぜ合わせてパンに浸して食べる独特なスタイルが楽しめます。ジョージアサラダ、チキンスープ、2種のディップが付いて1,900円という神楽坂らしからぬリーズナブルな価格設定も魅力です。
ディナーでは「シュクメルリ」(鶏肉のガーリック煮込み)が人気。本場の味を日本人に親しみやすい形で提供し、ニンニクの効いた濃厚なソースと弾力のあるチキンが絶品です。ディナー限定の丸いハチャプリも特製チーズがたっぷり詰まった逸品となっています。
店内はジョージアの宴会「スプラ」ができる長テーブルや現地から運んだワインの壺など、本場の雰囲気を演出。
8000年の歴史を持つ世界最古のジョージアワインもランチ・ディナー共に楽しめます。
今後はワインの種類拡充やパーティープラン、文化交流イベントなども予定されており、ジョージア文化の発信拠点として期待される新店です。

もしこの記事でジョージア料理って面白い!と感じたなら、ぜひ東京で味わえる他の国の料理にも触れてみてください。
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