【高円寺店限定】東京で本場ラオス料理を食べるなら、「サバイディー」
こんにちは!オグです。
東京で本場のラオス料理を食べてみたい。でも、お店がどこにあるか分からないし、タイ料理と何が違うのか、何を頼めば正解なのかも分からない……。
そんな悩みを感じていませんか?
タイ料理店に比べ、都内でラオス料理を味わえる店は極めて少なく、一般的にはまだ馴染みの薄い存在です。
初めての料理だからこそ、「口に合うだろうか」「注文で迷いたくない」と不安に思う方もいるでしょう。
そんな方に向けて、この記事では、
本記事の信頼性
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- 東京にいながら本場ラオス料理と現地の雰囲気を体験でき、海外旅行しているような非日常を味わえるでしょう
- これまで知らなかった「日常のご馳走」の選択肢が、あなたの食生活をより豊かで刺激的なものに変えてくれるはずです
- 食からラオスに興味が湧き、現地に行ってみたくなるでしょう
ラオス料理の特徴・タイ料理との違い

ラオス料理とタイ料理は「いとこ同士」のような関係にあります。
現在のタイ東北部(イサーン地方)はかつてラオス文化圏であり、ラープ・ソムタム・カオニャオ(もち米)・ガイヤーンなどは共通の食文化です。
そのため、同じ店でこれらの料理が提供されると区別が難しいのは当然といえるでしょう。
3つの大きな違い
味のベース:「甘さ」のタイ vs「旨みと塩気」のラオス
タイ料理はパームシュガーをよく使い、「甘み・酸味・辛み」の黄金バランスを重視しています。
ココナッツミルクを使ったリッチでマイルドな料理も豊富です。
一方のラオス料理は、砂糖やココナッツミルクをあまり使いません。
代わりに「強い塩気・発酵の旨み・辛み・ハーブの苦味」が前面に出る、甘くないパンチの効いた味わいが特徴的です。
調味料:澄んだ「ナンプラー」 vs 強烈な「パデーク」
どちらも魚を発酵させた魚醤(ぎょしょう)を使いますが、種類が異なります。
タイの「ナンプラー」は魚を発酵させた上澄み液で、透き通っていてクセが少なく上品な香りです。
対してラオスの「パデーク」は魚の身がそのまま残ったドロっとした発酵ペーストで、日本の塩辛をさらに強烈にしたような香りがします。
ラオス料理の奥深い旨みを決定づける要素といえるでしょう。
主食:「白米」をスプーンで vs「もち米」を手で
タイ料理の主食は香り高いジャスミンライス(うるち米)で、スプーンとフォークを使って食べます。
ラオス料理の主食はカオニャオ(もち米)で、竹で編んだ専用のカゴに入って提供されます。
右手の指で一口大に丸め、おかずの汁やタレに直接ディップして食べるのがスタイル。
ラオス料理の味付けが濃くハーブが多いのも、もち米と合わせることで丁度よくなるからです。
具体的な料理での比較
青パパイヤのサラダ
- タイ・ソムタム:干しエビやピーナッツが入り、甘酸っぱくてフルーティーで食べやすい
- ラオス・タムマークフン:パデークを使うため色が茶色がかっており、甘さがほとんどありません。旨みと辛さが強烈です
ひき肉とハーブのサラダ
- タイ・ラープ:ライムの酸味とナンプラーの風味が効いた、バランスのよい味わい
- ラオス・ラープ:ミントやディルなどの野草に近いハーブをより大量に使うため、苦味と香りが強くなっています。炒り米の香ばしさともち米と一緒に食べることが前提です。なお、ラープはもともとラオス文化圏の代表料理であり、タイ東北部に広がったものです。
スープ・カレー類
- タイ:グリーンカレー・マッサマンカレー・トムヤムクンなど、ココナッツミルクの甘みとコクが特徴的
- ラオス:クリアなスープや、山の幸(キノコ・タケノコ)を使ったハーブスープが中心を占めます
違いが生まれた歴史的・地理的背景
- 海の「ナンプラー」 vs 川の「パデーク」
- 豊かな水田の「白米」 vs 過酷な台地の「もち米」
- 貿易と王宮の「甘み」 vs 森の「苦味」
- 「世界向け」になったかどうか
海の「ナンプラー」 vs 川の「パデーク」
タイは海に面しており、豊富な海水魚から発達した澄んだ上澄み液がナンプラーです。
一方、内陸国であるラオスでは人々の生活がメコン川と共にありました。
川魚は雨季に大量に獲れますが乾季にはほとんど獲れないため、タンパク源のない乾季を乗り越えるための保存食として、魚を身のまま米ぬかと塩でドロドロに発酵させるパデークが発達したのです。
豊かな水田の「白米」 vs 過酷な台地の「もち米」
タイの中心部は水と養分が豊富な大平原であり、水をたっぷり張った水田でうるち米の栽培が適していました。
これに対しラオスは起伏の激しい山岳地帯や水はけのよすぎる乾燥した赤土の高原が多く、少ない雨水でも力強く育つもち米が定着しています。
もち米は消化吸収がゆっくり進むため、過酷な農作業をする人々の長持ちするエネルギー源としても重宝されてきました。
貿易と王宮の「甘み」 vs 森の「苦味」
タイは古くから中国・インド・マレー・ペルシャ・欧州との交易が盛んな国際的な都市を持っており、ココナッツやパームシュガーも豊富に手に入りました。
さらに王宮料理の伝統として「甘み・辛み・酸味・塩気を見栄えよく調和させる」という洗練された文化が庶民の味にも影響を与えています。
一方ラオスは深い森と山に囲まれた自給自足の文化で、砂糖は大変な贅沢品でした。
そのため料理に甘みを足す習慣がそもそもなく、森で採れる野草やハーブの苦味・パデークの旨み・保存のための塩気を掛け合わせた、力強く野性的な独自の味覚が磨かれてきたのです。
「世界向け」になったかどうか
タイは政府主導で世界中にタイ料理を広めた結果、グリーンカレー・パッタイ・トムヤムクンなどが世界標準として定着しました。
一方ラオス料理は海外進出が遅く、ラオス人経営の店が「タイ料理店」として営業するケースも少なくありませんでした。
そのため私たちが気づかないままラオス料理をタイ料理として食べていることも、実は多いといえます。
「今日はリッチで甘辛い味が食べたい」という日はタイ料理を、「甘さは控えめがよい、ハーブたっぷりでもち米をタレにつけてワイルドに食べたい」という日はラオス料理を意識して注文してみてください。
同じ店のラープやソムタムを食べ比べてみると、この違いが最もよくわかるでしょう。
オススメのラオス料理2選(サバイディー タイ&ラオス料理 高円寺店)
- ラオス鳥バナナ葉包み蒸し「モックガイ」
- ラオスココナッツミルク混ぜ麺「ミーカティ」
ラオス鳥バナナ葉包み蒸し「モックガイ」

ラオス鳥バナナ葉包み蒸し「モックガイ(Mok Gai / ໝົກໄກ່)」
「モック」=包む・蒸す、「ガイ」=鶏肉を意味します。
メニューを眺めていると、珍しい料理が目に入り注文しようと思いました。
スリランカではバナナリーフ包みを頻繁に見かけますが、それ以外の国ではあまりメジャーではない印象。「どんな料理なんだろう」と、期待が高まります。

新食感!ぬるっとしてトロトロ。
食材をバナナの葉で密閉して蒸すことで、肉汁やハーブの香りが一切逃げず、鶏肉がしっとりジューシーに仕上がります。
また、葉の香りと醗酵調味料・パデーク(ラオスの魚醤)の風味が鶏肉に移り、エギゾチックな味わいになっていました。
レモングラス、バイマックルー(コブミカンの葉)、ディル、シャロット、にんにく、唐辛子を多用していますが、パデークが味の決め手だと感じます。
「こういう味わいはアジア特有だな」と実感しますね。
参考までに、「モックガイ」が生まれた背景と類似のタイ料理との違いにも触れます。
- 主食文化との必然(カオポの知恵)
- 冷蔵庫なき時代の防腐・抗菌の知恵
- 内陸国が育んだ「山の恵み」の思想
ラオス人は自らを「もち米の子孫」と呼ぶほどもち米を重視するとか。
モックガイには、水分を吸うととろみがつく「すり潰した生もち米のペースト(カオポ)」を混ぜるのが一般的です。
これにより、鶏肉の肉汁を逃さず濃厚なソースに変え、もち米に絡みやすくするという主食文化に最適化された知恵が背景にあります。
また、かつての農村部で食材を長持ちさせるため、抗菌・殺菌効果の高いハーブ(レモングラスやにんにく等)を肉に揉み込み、天然の抗菌作用を持つバナナの葉で包んで加熱・密閉しました。
さらに海のない内陸国ラオスにおいて、食文化は身近な自然から得るものが中心。
庭先で飼う鶏、自生するハーブ、常備薬ならぬ常備調味料の「パデーク」など、「家にあるもの・まわりで採れるもの」を無駄なく使う自給自足の農村文化がベースにあるとされています。
タイ料理との違い
隣国タイの類似料理「ホーモック」がココナッツミルクや卵を用いてテリーヌ状に仕上げる(インド文化圏の影響)のに対し、ラオスのモックガイはココナッツをほぼ使わず、ハーブと米、魚醤で素朴に仕上げます。
これは素材本来の味をダイレクトに活かす、ラオス独自のアイデンティティの表れです。
ラオスココナッツミルク混ぜ麺「ミーカティ」

ラオスココナッツミルク混ぜ麺「ミーカティ(Mee Kati / ໝີ່ກະທິ)」
「ミー」=(小麦や米粉の)麺、「カティ」=ココナッツミルクを指します。
ラオスではココナッツをほとんど使わないと聞いていただけに、「なぜ、ココナッツミルク混ぜ麺があるのだろう」と、不思議に思い注文しました。

ココナッツミルクのまろやかさと、ピーナッツの香ばしさがベース。まるで担々麺のスープを優しく、かつトロピカルにしたような感じです。

ツルッとした米粉麺(ライスヌードル)にとろみのある濃厚ソースが非常によく絡みます。
現地では「センレック」と呼ばれる中細の米粉麺が主流だそうです。
大量のシャキシャキしたキャベツが乗っているのも面白いです。スープをドレッシングのように絡めていただきます。
「ミーカティ」が生まれた背景を掘り下げていきましょう。
- 宮廷文化の流入(タイ・カンボジアとの交流)
- フランス植民地時代と「麺文化」の広がり
ミーカティは数少ないココナッツ主役の料理。これは、歴史的にココナッツやスパイスを多用するタイやカンボジアの宮廷調理技術が、ラオスの首都ビエンチャンなどの都市部に伝わり、ローカルにアレンジされたためと言われています。
また19世紀末~20世紀半ばのフランス植民地時代、ベトナムや中国から労働者が流入したことで、ラオスに「麺食文化」が爆発的に定着。元々あったココナッツカレーの技術と、この麺文化が融合して現在の形になったとか。
サバイディー タイ&ラオス料理(高円寺) 店舗詳細
メニュー
メニューはこちらのページをご覧ください。
ディナーメニューをランチタイムでも注文可能です。ただし提供に少し時間がかかります。
ラオス料理はディナーメニューにあるので、ぜひ注文してみてください
「サバイディー タイ&ラオス料理」は阿佐ヶ谷店もあります。しかしラオス料理が食べられるのは高円寺店だけです(お店に確認済み)。
予約・お問い合わせ
- 予約可
- お問い合わせ:03-5356-6576
雰囲気
内観

南国のリゾート地を思わせる内装。涼しげな雰囲気も梅雨や暑い夏にピッタリです。心の中まで涼しい気持ちになれます。

お店で働いているのはラオス・タイ出身の方です。お客様が帰るとき、厨房とのやり取りをするときなど、現地の言葉が飛び交います。まるで本場の食堂にいるかのような体験ができますよ
外観

待ち時間・料理提供時間
- 待ち時間:なし
- 8割ほど席が埋まっていました
- 若い方から大人の方まで年齢層は幅広い
- おひとり、2人組のお客さんが多い様子
- 料理提供時間:15〜20分ほど
2026年 4月 日曜日 13時ごろ訪問
店舗基本情報
サバイディー タイ&ラオス料理
- 東京都杉並区高円寺北3-16-1 田中ビル 1F
- 03-5356-6576
- JR総武線「高円寺」駅 徒歩5分
- 11:30 – 15:00、17:00 – 23:30L.O. 22:30
- 無休
- 食べログ
【まとめ】東京で本場ラオス料理を食べ、海外旅行気分を満喫しましょう!

- 東京にいながら本場ラオス料理と現地の雰囲気を体験でき、海外旅行しているような非日常を味わえるでしょう
- これまで知らなかった「日常のご馳走」の選択肢が、あなたの食生活をより豊かで刺激的なものに変えてくれるはずです
- 食からラオスに興味が湧き、現地に行ってみたくなるでしょう
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
ラオス料理は、タイ料理と似ているようで全く異なる食文化をもっています。
甘さを抑えたパンチのある味付け、発酵調味料「パデーク」の深い旨み、そしてもち米を手でまるめてタレにディップするワイルドな食べ方は、内陸国ラオスの歴史と風土が生み出した唯一無二の味覚です。
高円寺の「サバイディー タイ&ラオス料理」では、そんなラオス料理の真髄を東京にいながら体験できます。
バナナの葉で蒸したハーブ香る「モックガイ」、濃厚なソースが麺に絡む「ミーカティ」など、日本ではなかなか出合えない本格メニューがそろっています。
店内ではラオス・タイ出身のスタッフが現地の言葉を交わし、まるで本場の食堂にいるような雰囲気も魅力です。
「甘さ控えめで、ハーブたっぷり、野性味ある料理が食べたい」そんな日は、ぜひラオス料理を目当てに高円寺へ足を運んでみてください。きっと新しい東南アジアの扉が開くはずです。

実は、東京にはラオス料理だけでなく、世界100ヶ国以上の料理が食べられるお店が存在します。
「パスポートなしで世界を旅したい」そんな方に向けて、私が実際に足を運んで厳選したお店をまとめた一冊が、『東京グルメで世界一周 – 世界100ヶ国の料理』です。
kindleの読み放題サービスを初めて利用する方なら無料で読めます。利用が2回目以降の方も割引価格でお得に読めますので、ぜひのぞいてみてください。
本書を手元に置いておけば、「今週末はどの国の料理を食べに行こう?」と、毎週新しい国へ”旅する”楽しみが生まれます。ラオスの次はどこへ行きますか?


