世界100ヶ国の料理が1冊の本に!
ヨーロッパ
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スラブ料理とは?専門店「カラワイ(阪東橋)」で本場の味を体験

チキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き
おぐおぐ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!オグです。

「スラブ料理」と聞いて、どんな料理か思い浮かびますか。

  • ロシア料理なら、ボルシチやピロシキは食べたことがある。でも、スラブ料理となると急に輪郭がぼやける。
  • 気になってはいても、「どの国の料理なの?」「どこで食べられるの?」「頼んでみて口に合わなかったらどうしよう」と、なかなか一歩を踏み出せない

という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

せっかくの週末、知らない料理に挑戦するなら失敗したくないですよね。

円安や世界情勢が不安定の今、海外旅行は気軽には行けない。

だからこそ、近場で「ちょっと海外に来たみたい」と思える特別な一食に出会いたい。そんな気持ち、とてもよくわかります。

そんな方に向けて、この記事では、

おぐ
おぐ
スラブ料理とは何かをざっくり押さえたうえで、東京から電車で気軽に行ける横浜・阪東橋の「Slavic dining Bar KARAVAI(カラワイ)」を紹介します。実際に食べた4品を、味の特徴や日本の料理にたとえるとどんな感じかを交えて詳しくレポート。初めてでも迷わない注文のコツや、お店の情報まで、行く前に知りたいことをまとめました。

本記事の信頼性:

  • スラブ料理をロシアやベラルーシ、ウクライナなどの国で食べています
  • 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
  • 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
  • 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
  • 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
この記事を読むと、

「次の週末はここに行こう」と具体的な予定が立てられるはずです。

メニューを前に迷うことなく、そばの実の香ばしさや、スープ「ソリャンカ」の奥深い酸味を楽しめる。

パスポートなしで味わえる小さな海外旅行へ、一緒に出かけてみませんか。

そもそも「スラブ料理」とは?5分でわかる基礎知識

「スラブ料理」と聞いて、具体的なメニューが思い浮かぶ人はそう多くないはず。

けれど実際に食べてみると、日本人の味覚に驚くほどなじむ料理がたくさんあります。

まずは、スラブ料理を楽しむために基本的な内容を押さえておきましょう。

スラブ料理はどの国の料理? 東・西・南の3グループ

スラブとは、スラブ系の言語を話す人々の総称で、ヨーロッパでもっとも人口の多い民族グループとされています。

暮らしている地域は、東ヨーロッパからバルカン半島までの広い範囲。

国も、使う文字も、信仰する宗教もさまざまですが、言語や文化の面で共通のルーツをもっています。

厳しい冬や激動の歴史を、家族や仲間とのつながりを支えに乗り越えてきたことも、スラブの人々に共通する歩みといえるでしょう。

その象徴が、「パンと塩」でお客様を迎えるおもてなしの伝統です。

大切な客人に焼きたてのパンと塩を差し出して歓迎するこの習慣は、今も結婚式や公式行事などで受け継がれています。

素朴で心がほっとするスラブ料理の味わいにも、客人を温かくもてなす気持ちが息づいているのかもしれません。

スラブ料理は、厳しい冬を越すための知恵から生まれた、素朴で温かい味わいが持ち味。

地域によって、大きく3つのグループに分けられます。

エリア主な国料理の特徴
東スラブロシア、ウクライナ、ベラルーシ極寒の地で育まれた、ポピュラーなスタイル。ボルシチやペリメニなど、サワークリームを多用する
西スラブポーランド、チェコ、スロバキアドイツやオーストリアの食文化と交わり、中欧の洗練と農村の素朴さが融合。豚肉やじゃがいもの料理、ビールに合う濃厚なソースが特徴
南スラブセルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、スロベニア、北マケドニア、ブルガリア地中海性気候とオスマン帝国(トルコ)の影響を受け、パプリカなどのスパイスや、ケバブ風のひき肉グリルが人気

今回紹介する阪東橋の「Slavic dining Bar KARAVAI(カラワイ)」で味わえるのは、主に東スラブで親しまれてきた料理です。

実はスラブじゃない?ハンガリー料理・ジョージア料理との違い

ハンガリー料理

東欧料理のお店やメニューで見かける料理の中には、実はスラブ系ではない国のものも混ざっています。

代表的なのが、パプリカを効かせた牛肉の煮込み「グヤーシュ」で知られるハンガリー。

ハンガリー語はスラブ系とは別の言語グループに属するため、ハンガリー料理はスラブ料理に含まれません。

シュクメルリ

牛丼チェーン・松屋の限定メニューで一躍有名になった「シュクメルリ」も、スラブ料理と間違えられやすい料理の1つです。

シュクメルリはジョージアの料理で、ジョージアもスラブ系の国ではないのです。

日本のロシア料理店では、ジョージア料理やウズベキスタン料理がメニューに並ぶことも珍しくありません。

これは、同じ旧ソ連圏として食文化が行き来してきた歴史によるものといえます。

そのほか、ルーマニアやリトアニア、ラトビアも、スラブ圏と隣り合いながら異なる言語グループに属する国として知られています。

「東欧=スラブ」ではないと知っておくだけで、お店選びやメニュー選びがぐっと楽しくなりますよ。

ちなみに東京には、ジョージアやハンガリーはもちろん、名前を聞いてもすぐには場所が浮かばないような国の料理店まで、驚くほど多彩なお店が集まっています。

東京グルメで世界一周

そんな「東京で味わえる世界の料理」を100ヵ国分まとめたのが、『東京グルメで世界一周: 世界100ヵ国の料理』です。

スラブ圏のお隣の国々の味が気になった方は、次のお店選びの参考にしてみてください。

スラブ料理の特徴は「サワークリーム」「根菜とキャベツ」「発酵」

スラブ料理の味わいを形づくっているのは、大きく分けて次の3つの特徴です。

  1. サワークリーム(スメタナ)が味の決め手
    スラブ料理の魂ともいえるのが、「スメタナ」と呼ばれるサワークリーム。熱々のスープにひとさじ落としたり、水餃子のようなペリメニにたっぷりつけたりと、あらゆる料理に濃厚なコクと爽やかな酸味をプラスしてくれます。日本でいうポン酢のような、万能調味料といえるでしょう。
  2. 根菜とキャベツが大活躍
    寒冷地でも育つじゃがいも、ビーツ、キャベツ、玉ねぎは、スラブ料理に欠かせない主役です。じっくり煮込んで野菜本来の甘みを引き出すため、素材の味がしみじみと感じられます。ビーツの鮮やかな赤やディルの爽やかな香りも、スラブ料理ならではの個性です。
  3. 「発酵」と「保存」の知恵
    冬に新鮮な野菜が手に入りにくい地域では、ザワークラウトのようなキャベツの発酵漬けやきゅうりのピクルスが、貴重なビタミン源として重宝されてきました。こうした発酵食品の自然な酸味は、肉料理の重さをほどよく中和してくれる名脇役。ライ麦パンを発酵させてつくる微炭酸の飲み物「クワス」も、この地域ならではの味わいです。

「酸っぱそう」と身構える方もいるかもしれませんが、酸味はあくまで味に奥行きを出すためのもの。

肉のうま味やクリームのまろやかさと合わさることで、意外なほど食べやすく感じられるはずです。

水餃子のようなペリメニや、クレープに似たブリヌイなど、日本人になじみのあるもちもちした粉もの料理が多いのもうれしいところ。

スラブ料理が生まれた3つの背景

過酷な冬を越す「保存の知恵」
スラブ圏の多くは、秋が短く、冬が長く厳しい土地です。わずかな収穫期に得た食材を春まで持たせるため、発酵食品や燻製肉などの保存食が発達し、それが日々の料理のベースになりました。

「森の民」ならではの豊かな恵み
スラブの人々は、海よりも森と深く結びついて暮らしてきたといわれます。森で採れる野生のきのこはスープのだしやピロシキの具に、ベリーはジャムに。紅茶にジャムを添えるロシアンティーの楽しみ方も、こうした森の恵みから生まれたものです。

東西の文化が交わる「大帝国の交差点」
スラブ圏は、ヨーロッパとアジア、そして中東を結ぶ交差点のような場所。東からはモンゴル帝国やシルクロードを通じてアジアの餃子文化が伝わり、ペリメニの原型になったという説があります。南からはオスマン帝国を通じて中東のスパイス文化がもたらされ、在来の食文化と混ざり合いながら、現在のスラブ料理の多様な姿がかたちづくられていきました。

こうした背景を知ると、一皿の料理から、その土地の暮らしや歴史が見えてきます。

次の章では、実際に阪東橋のお店で味わった4品を紹介しましょう。

東京から電車で行ける!「Slavic dining Bar KARAVAI(阪東橋)」

スラブ料理を看板に掲げる貴重なお店

外観

阪東橋駅から歩いてすぐの場所にある「Slavic dining Bar KARAVAI(カラワイ)」。ロシア人の母娘が経営しています。

日本では「ロシア料理」を掲げるお店が多い中、国名ではなく「スラブ」を名乗るお店は珍しい存在です。

その名のとおり、メニューには東スラブを中心とした幅広い国々の料理が並びます。

ピロシキやビーフストロガノフといったロシア生まれの料理はもちろん、ボルシチやロールキャベツなどウクライナで親しまれてきた料理、じゃがいものパンケーキ「ドラニキ」をはじめとするベラルーシの料理まで。

さらに、コーカサスや中央アジアにルーツを持つ串焼き肉「シャシリク」や、ジョージア生まれのスープたっぷりの大きな餃子「ヒンカリ」など、旧ソ連圏で広く食べられている料理も楽しめます。

先ほど紹介したように、国境を越えて食文化が行き来してきた歴史を、一枚のメニューから感じられるのも面白いところ。

内観

店内に一歩入ると、手づくりのぬくもりに包まれます。

壁には可愛らしい絵が飾られ、メニューにはマトリョーシカのイラストが描かれているなど、細部までほほえましい工夫がいっぱい。

素朴なテーブルクロスも含めて、これらはすべてお母さんのDIYだそうです。

華やかな高級店とはひと味違う、あたたかな空気感こそ、このお店ならではの魅力でしょう。

料理を担当するのは、ロシア出身のシェフ(お母さん)。

出てくるのはレストラン風に飾り立てた料理ではなく、現地の家庭で親しまれてきた味そのものです。

手づくりの店内とあいまって、まるで現地の友人の家に招かれたような気分になれますよ。

ここからは、実際に味わった4品を順番に紹介していきます。

スラブ料理4品を実食

  • ビーフストロガノフ そばの実添え:知っている料理の「本場版」
  • ジュリエン:きのこのミニグラタン
  • ソリャンカ:具沢山スープ
  • チキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き:意外な組み合わせの祝い料理

ビーフストロガノフ そばの実添え:知っている料理の「本場版」

ビーフストロガノフ そばの実添え
ビーフストロガノフ そばの実添え ¥1,800

ビーフストロガノフは、細切りにした牛肉を玉ねぎやマッシュルームと一緒に炒め、サワークリームソースで煮込んだ料理。

19世紀、ロシアの貴族ストロガノフ家にちなんで名付けられたと言われています。

誕生のきっかけには諸説あり、晩餐会の当日に急に来客が増えてしまい、料理長が機転を利かせてステーキ用の肉を細く切り、煮込み料理として出したという逸話も!

日本ではデミグラスソース風のビーフストロガノフをライスと合わせることも多いですが、ロシアではサワークリームのソースに、マッシュポテトやそばの実を添えるのが定番。

「カラワイ」で味わえるのは、そばの実を合わせた現地らしいスタイルです。

そばの実は、ロシアの食卓に欠かせない主食の1つ。

プチプチとした食感があり、濃厚なサワークリームソースとの相性は抜群です。

クリーミーでとろりとしたソースに、ほどよい弾力のある牛肉とマッシュルーム、そしてプチプチのそばの実が合わさり、口の中にやさしい味わいが広がります。

いつものビーフストロガノフとの違いを、ぜひ食べ比べてみてください。

ジュリエン:きのこのミニグラタン

ジュリエン
ジュリエン ¥1,000

ジュリエンは、ロシア料理店の定番の前菜。

マッシュルームなどのきのこと鶏肉を玉ねぎと一緒に炒め、サワークリームベースのクリームソースで和えてつくります。

これを小さな器に入れ、チーズをたっぷりかけて、焼き色がつくまでオーブンで焼き上げたら完成。

表面はこんがりとしたチーズのグラタン風、中はとろとろのクリーミーなきのこソースになっています。

実は「ジュリエン」という名前は、フランス語で野菜の千切りを意味する「ジュリエンヌ(julienne)」に由来します。

ところがロシアでは料理名として定着し、フランス本国のジュリエンヌとはまったく別の料理になりました。

名前だけ聞いても、どんな料理か想像がつかないのは無理もありませんね。

グラタンというと濃厚なイメージがありますが、ジュリエンはきのこのうま味とマイルドなクリームソースのおかげで、意外なほどやさしい味わい。

プリッとしたきのこに、チーズがとろりと絡む食感もたまりません。

熱々を寒い時期に味わえば、心も体もぽかぽかになる一品です。

ソリャンカ:具沢山スープ

ソリャンカ
ソリャンカ ¥1,500

このお店のメニューでは、ロシア語の実際の発音に近い「サリャンカ」と表記されているソリャンカ。

「飲むオードブル」と表現されるほど、具だくさんのスープです。

ソーセージやハム、燻製肉、牛肉など数種類の肉を1つの鍋で煮込み、きゅうりのピクルスとその漬け汁、オリーブ、ケッパー、トマトなどを加えて、酸味とうま味を幾重にも重ねていきます。

仕上げにレモンのスライスとサワークリームをのせるのが定番のスタイル。

いろいろな食材を寄せ集めて1つの鍋で煮込むという発想は、まさに保存食文化から生まれたスラブ料理らしさそのもの。

お店によっては酸味や塩気が強いこともありますが、今回いただいた一杯は酸味が比較的おだやかで、マイルドな風味に仕上がっていました。

酸っぱいものが得意でない方でも、きっと食べやすいはずです。

具だくさんなので、スープなのに満足感が高いのもうれしいところ。

ただし量はしっかりあるので、日本人の一般的な胃袋を考えると、2人でシェアするくらいがちょうどいいと感じました。

チキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き:意外な組み合わせの祝い料理

チキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き
チキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き ¥1,500

最後に紹介するのは、ロシアやウクライナなどスラブ圏で広く親しまれている「鶏肉とパイナップルのチーズ焼き」。

平らにした鶏むね肉の上に、玉ねぎ、マヨネーズ、スライスしたパイナップル、そしてたっぷりのチーズを重ね、オーブンで焼き上げた料理です。

今回いただいた一皿は、黄金色に焼けたチーズの上に小ねぎが散らされ、丸いポテトクロケット、きゅうり、ミニトマトが添えられていました。

最大の特徴は、パイナップルの甘酸っぱさと、焼いたマヨネーズやチーズの塩気とコクが合わさって生まれる、独特の「甘じょっぱさ」。

私にとっては初めて食べる料理で、正直なところ、パイナップルとチーズと鶏肉が本当に合うのか半信半疑でした。

ところが、ひと口食べてみると意外にも、これがよく合うのです。

加熱されたパイナップルはナイフがスーッと入るほどやわらかくなり、しっかりとした食感の鶏肉にソースのように絡みつきます。

濃厚なチーズにフルーティーな甘みが加わることで、最後まで食べ飽きません。

チーズを使った料理ながら重すぎないので、こってりした料理が苦手な方でも食べやすいと思います。

実はこの料理、長い歴史を経て今の形にたどり着きました。

原型とされるのは、19世紀にロシアの貴族オルロフのために、フランス人シェフのユルバン・デュボワが考案したといわれる「オルロフ風仔牛のロースト」。

仔牛肉にマッシュルームや玉ねぎを挟み、ベシャメルソースとチーズをかけて焼いた、洗練された宮廷料理でした。

ソ連時代になると、仔牛肉や手間のかかるベシャメルソースは、一般家庭では用意しにくくなります。

そこで、手に入りやすい豚肉や牛肉を使い、ソースの代わりにマヨネーズをたっぷり塗ってチーズをのせて焼くスタイルが広まりました。

これが「フランス風の肉(ミャーソ・ポ・フランツースキ)」と呼ばれる、スラブ圏の国民的なオーブン料理です。

さらにソ連崩壊後の1990年代、西側の輸入食品が出回るようになると、缶詰のパイナップルが手軽なぜいたく品として人気を集めたといいます。

肉と相性のよいパイナップルを従来のオーブン焼きに加えるアレンジが流行し、なかでも淡白で甘酸っぱさが引き立つ鶏肉を使ったものが定着したとされています。

今では、新年を祝う大晦日(ノーヴィ・ゴート)や誕生日など、お祝いの席に欠かせないごちそうの定番。

宮廷料理から家庭のハレの日の味へと姿を変えてきたこの一皿には、スラブの人々の暮らしの歴史が詰まっているといえるでしょう。

初めてでも失敗しない!行く前に知っておきたいこと

実際に訪れてわかった、注文のコツやお店を利用するときのポイントをまとめました。

注文のコツ:量・価格の目安と、酸味が苦手な人の頼み方

量と価格の目安

1皿の量はごく一般的で、特別に多いわけではありません。

祝日の12時に予約して訪れた私たちは、2人で前菜のジュリエン、スープのソリャンカ、メインのチキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き、主食のビーフストロガノフと、1品ずつ計4品を注文しました。

これで2人ともちょうどよく満たされる量。2人なら4品をシェアするのを目安にすると、いろいろな味を少しずつ楽しめますよ。

価格は、アラカルト(ディナーメニュー)が1品900〜1,500円ほど、ドリンクが1杯700円ほど。

私たちは4品とドリンク2杯で、合計7,000円(税込)でした。

1人あたり3,500円で4種類のスラブ料理を味わえたことを考えると、満足度の高い金額といえます。

なお、支払いは現金のみなので、お財布の準備を忘れずに。

料理が出てくるタイミング

最初の料理が運ばれてくるまでには、20分ほどかかりました。

2名のスタッフで切り盛りしているお店なので、時間に余裕を持って訪れるのがオススメです。

ただ、そのあとは一皿食べ終わるころに次の料理が出てくるテンポのよさで、温かい料理を温かいうちに楽しめるのがうれしいところ。

一人ならランチセットがオススメ

当日は、一人で来店しているお客さんが4人いて、みなさんランチセットを注文していました。

ランチセットは1,700円ほどで、メイン、スープ、サラダにドリンクまで付いてきます。

一人でもスラブ料理をひと通り味わえるので、はじめての一軒にぴったり。

一人客が多いということは、それだけ気軽に入りやすいお店だといえるでしょう。

なお、ランチセットの内容は時期によって変わることがあるため、最新情報はお店のInstagramなどで確認してみてください。

ドリンクも充実

ドリンクは、ジュースやコーヒー、紅茶、炭酸飲料といったソフトドリンクから、ビール、ワイン、ハイボールまでそろっています。

せっかくなら試してほしいのが、スラブ圏で昔から親しまれている「モルス」。

ベリーの果汁を使った甘酸っぱい飲み物で、旅行気分をいっそう盛り上げてくれます。

酸味が苦手な方も安心

スラブ料理には酸っぱいイメージがあるかもしれませんが、このお店の料理は全体的に酸味が控えめ。

酸味が強くなりがちなソリャンカも、ここではマイルドな仕上がりでした。

それでも気になる方は、酸味のあるサラダなどを避ければ、まず問題ありません。

ビーフストロガノフやジュリエンなど、クリームやチーズを使ったまろやかな料理から選ぶと、安心して楽しめます。

知らない国の料理を楽しむコツは、行く前に「どんな料理があって、何を頼めばいいか」をざっくり知っておくこと。

それだけで、メニューを前に固まってしまう心配はぐっと減ります。

東京グルメで世界一周

『東京グルメで世界一周: 世界100ヵ国の料理』では、東京で出会える100ヵ国の料理について定番メニューや味の特徴を紹介しているので、スラブ料理以外の国に挑戦するときも心強い味方になるはずです。

店舗情報とアクセス(東京からの行き方)

予約がおすすめ

店内は、カウンター4席と、4人掛け・3人掛けのテーブル席が1卓ずつの、全11席のこぢんまりとしたお店。

私たちが訪れた祝日のランチタイムも満席で、席が空くのを待つ人や、あきらめて帰る人の姿がありました。

せっかく東京から足を運ぶなら、予約をしておくと安心です。

予約は、電話かInstagramのDMで受け付けています。

ぜひ押さえておきたいのが、予約なしだとディナーメニューは基本的に注文できないという点。

予約しておけば、ランチの時間帯でもアラカルトのディナーメニューを楽しめます。

食べたい料理が決まっている場合は、DMでメニューを伝えておくとスムーズですよ。

東京からのアクセス

東京方面からは、まずJRなどで横浜駅を目指します。

横浜駅で横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換えれば、阪東橋駅までは一本。

ただし、横浜駅ではJR線から市営地下鉄の乗り場まで少し歩くので、時間に余裕を持っておきましょう。

阪東橋駅からお店までは、徒歩6分ほどです。

店舗基本情報

Slavic dining Bar KARAVAI(カラワイ)

  • 住所:神奈川県横浜市中区末吉町3-58-5
  • 予約:可能(電話、InstagramのDM)
  • 電話番号:080-7984-8899
  • 最寄り駅:横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋」駅 徒歩 6分
  • 営業時間:12:00〜15:00、17:00〜23:00
  • 定休日:木曜日(祝日は営業)
  • 席数:11席(カウンター4席、テーブル2卓)
  • 予算:ランチセット1,700円ほど/アラカルト1品900〜1,500円ほど/ドリンク700円ほど
  • 支払方法:現金のみ

【まとめ】スラブ料理を食べに「カラワイ(阪東橋)」へ行きましょう

スラブ料理
この記事を読むと、

「次の週末はここに行こう」と具体的な予定が立てられるはずです。メニューを前に迷うことなく、そばの実の香ばしさや、スープ「ソリャンカ」の奥深い酸味を楽しめる。パスポートなしで味わえる小さな海外旅行へ、一緒に出かけてみませんか。

最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!

「スラブ料理」は、ロシアやウクライナ、ポーランド、セルビアなど、スラブ系の言語を話す人々の国で育まれてきた料理の総称。

厳しい冬を越すための保存の知恵や、客人を温かく迎えるおもてなしの心から生まれた、素朴でやさしい味わいが魅力です。

阪東橋の「Slavic dining Bar KARAVAI(カラワイ)」では、ロシア出身のシェフがつくる家庭料理を、手づくりのぬくもりあふれる空間で味わえます。

そばの実を添えた本場スタイルのビーフストロガノフ、とろりとしたきのこのミニグラタン「ジュリエン」、具だくさんのスープ「ソリャンカ」、そして意外な組み合わせがクセになるチキン・チーズ・パイナップルのオーブン焼き。どれも日本人の口になじみやすく、はじめてのスラブ料理にぴったりの4品でした。

訪れる際は、InstagramのDMか電話での予約がオススメ。

予約をしておけば、ランチの時間帯でもディナーメニューを楽しめます。

支払いは現金のみなので、お財布の準備もお忘れなく。

東京グルメで世界一周

スラブ料理のように、東京には飛行機に乗らなくても出会える「世界の味」がまだまだたくさんあります。

『東京グルメで世界一周: 世界100ヵ国の料理』は、東京で楽しめる世界100ヵ国の料理とお店をまとめた一冊。各国の料理の特徴やお店の情報が載っているので、初めての国の料理でも迷わず楽しめます。

週末ごとに1ヵ国ずつ巡れば、およそ2年で100ヵ国を制覇できる計算。

行きたい国に印をつけながら次の休日の予定を立てる時間まで、きっと楽しみになるはずです。

パスポートの代わりにこの一冊を持って、東京で世界一周の旅を始めてみませんか?

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