メニューにない料理・キットフォ(リトルエチオピア/四ツ木)

こんにちは!オグです。
四つ木の「リトルエチオピア」について、
「インジェラってどんな味?」「辛くないかな?」「おいしいかな!?」
という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
エチオピア料理を初めて食べるとき、ワクワクと同時に「大丈夫かな」って気持ちも湧いてきますよね。
本記事の信頼性:
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- エチオピア料理の未知の味を知ることで、新しい美味しさの世界が広がるでしょう
- エチオピア料理を通じて、まるでエチオピアを旅しているような特別な食体験を味わえます
リトルエチオピア自慢の料理3選
- メニューにない!エチオピア料理「キットフォ」
- 定番!エチオピアの鶏肉の煮込み「ドロワット」
- エチオピアの揚げもの「サンブーサ」
東京でこんなに本格的なエチオピア料理が味わえるなんて、驚く人も多いはず。
香り立つスパイスと酸味のあるインジェラが織りなす独特の世界観は、一度体験したら忘れられません。
実はこうした「東京で食べられる世界の絶品料理」を100ヶ国分まとめた本があります。
私の著書『東京グルメで世界一周 – 世界100ヶ国の料理』では、リトルエチオピアのような海外グルメの名店を多数紹介。
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では早速、「リトルエチオピア」で食べられる本格料理3選をご紹介します!
メニューにない!エチオピア料理「キットフォ」

「キットフォ(Kitfo)」とはエチオピアの伝統料理の1つで、細かく刻んだ生または半生(軽く加熱したスタイル)の牛肉を、香辛料とバターで和えたものです。
Kitfoの語源はアムハラ語の動詞「kɨtf(切り刻む、細かくする)」に由来し、主にグラゲ(Gurage)民族の料理として発展したと言われています。
ちなみに一部の言い伝えでは、部族が敵に居場所を悟られないよう、炊き火を使わずに肉を調理する食べ方として生肉スタイルが発展したとも!
キットフォは通常、インジェラ(発酵した酸味のある平らなパン)とキャベツやケールなどの葉物野菜料理、エチオピアのチーズを添えて食べます。
ピリッとした刺激的辛さのあるキットフォ。ミトミタと呼ばれる唐辛子入りのスパイスがその辛味を生み出しています。
ただ激辛とかではないのでご心配なく!お店のエチオピア人に予約する際、「すごく辛いよ」と言われましたが、普通に食べられました。
食感はお肉のタルタルに似ています。肉とスパイスの風味が絡み合い、とてもおいしいです。
そのキットフォを包むインジェラは、テフという穀物の粉を主材料とし、酸味を帯びた風味(サワードウに近い)。柔らかくしっとりしており、手でちぎっていただきます。
なお、インジェラは単なるパンを越え、「皿」であり「器」であり、さらに食べるための手段としても機能します。
また、インジェラを重ねて「敷く」役目も担い、料理の汁気を受け止めたり、残ったインジェラを食べたりします。

フレッシュで癖の少ないチーズや、しっとりとした野菜を包んで食べてみてください!チーズや野菜の風味がキットフォの辛味を和らげる役割も果たしてくれます。
添え物(インジェラ、チーズ、野菜)と一緒に食べると、異なる食感がうまく混ざり合っているのがわかるでしょう。
多孔質ゆえに、料理の煮汁やソースを吸い込む構造で、料理と一体化した食べ方が楽しめますよ。
料理をインジェラの上に載せ、みんなでちぎって食べるスタイルは、食卓の一体感を生み、絆を深める役割も担っているのです。
「キットフォ」は通常メニューに載っておらず、1日前までの予約でのみ食べることができます。
- 個別に提供されるスタイル:¥2,500(税抜)
- ほかの料理も食べたい方にオススメ
- パーティースタイル:¥5,000(税抜)
- キットフォだけ堪能したい方にオススメ
ちなみに、この「キットフォ」みたいな裏メニュー情報、実は他にもたくさんあります。
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定番!エチオピアの鶏肉の煮込み「ドロワット」

ドロワットはエチオピアを代表する、鶏肉のスパイス煮込みです。
「ワット(Wat/Wot)」が「煮込み料理」の総称で、肉・野菜・豆などをスパイスとバターでじっくり煮込むスタイルの料理を指し、「ドロ(Doro)」が、「鶏肉」を意味します。
通常ゆで卵を加え、強めのスパイス風味で仕上げられることが多いです。
ドロワットの起源は古く、エチオピアの伝統食文化と宗教的慣習に深く根ざしています。
エチオピアの正教会では、断食期間(動物性食品を避ける時期)が多く、肉料理は断食明けの祝宴で特別にふるまわれることがあるため、力を入れて作られる料理として重視されてきました。
ベレベレというエチオピア独自のミックススパイスが味の決め手となり、辛味を生み出します。濃厚で深い香りも大きな特徴の1つです。
その中にゆで卵を加えることで、辛味が若干和らぎ、味のアクセントにもなります。
エチオピアの揚げもの「サンブサ」

春巻き・サンブサは、東アフリカ(特にエチオピア・ソマリアなど)で親しまれているスナック
インドのサモサ(samosa)と非常に似たスタイルの揚げ菓子・包み揚げで、三角形または三角に近い形をしています。
Sambusa(またはsambusa / sāmbusā)という名前や形は、元々中東〜ペルシャの 「sanbosag」に由来し、それが交易などを通じてインドへ、さらには東アフリカへと伝わったとされています。
中身としてはレンズ豆、ひき肉、野菜などが一般的。今回のサンブサもレンズ豆がたっぷり包まれていました。
外側の皮はパリッと香ばしく、中はレンズ豆のほっくりマイルドな風味です。
肉の旨味と玉ねぎなどの野菜の甘みやシャキッと感がある春巻きもいいおつまみです。
エチオピアの伝統「コーヒーセレモニー」

コーヒーセレモニーは歓迎の儀式として、訪客を敬う気持ちを示します。来客にコーヒーを届けることは敬意・友情の証なのです。
世代や年上の人を立てる文化があり、年配者が先に飲む、あるいは客人を中心に配慮して順番をとるなど、礼儀を重んじると言われています。
3ラウンド飲むことで、時間を共にする、祝福や祈り・良い願いを込めるなどの「重み」が与えられるとか。
伝統的な土のコーヒーポット、装飾が施されたカップ、香を焚く容器など、見た目・道具の美しさが目を惹きます。お線香のような香りが漂ってきました!
コーヒーセレモニーは女性がもてなしの役を担うことが多いです。リトルエチオピアでもエチオピア人の奥様がコーヒーを注いでいただきました。
エチオピアではコーヒーは単なる飲み物以上の存在で、社交・礼儀・家族・地域の絆を繋ぐ重要な文化儀式なのです。
リトルエチオピア(四ツ木) 店舗詳細
メニュー







雰囲気
内観
- カジュアルな感じ
- カウンターは1人客もおり、バーみたいな手軽さ
- エチオピアを思い起こさせる壁掛けや置物、食材があります
- オーナーご夫婦も日本語OKで親しみやすいです(男のお子さんも可愛いです)


外観

予約・お問い合わせ
予約可
お問い合わせ:03-6323-3983
待ち時間・料理提供時間
- 待ち時間:なし(予約のため)
- 客層:現地の方と思しき人、日本人男性
- 料理提供時間:
- キットフォ:40分ほど(8人分)
- ドロワット、サンブーサ:15〜20分
店舗基本情報
- 東京都葛飾区東四つ木3-23-6
- 03-6323-3983
- 京成押上線「四ツ木」駅 徒歩3分
- 17:00 〜 22:00
- 月曜 定休
- 現金決済のみ
- 公式インスタグラム:@kebadsew
【まとめ】リトルエチオピアで未知のエチオピア料理を食べよう!
- エチオピア料理の未知の味を知ることで、新しい美味しさの世界が広がるでしょう
- エチオピア料理を通じて、まるでエチオピアを旅しているような特別な食体験を味わえます
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
エチオピア料理「リトルエチオピア(四つ木)」
リトルエチオピア自慢の料理3選
- メニューにない!エチオピア料理「キットフォ」
- 1日前までの予約でのみ食べることができます。
- 個別に提供されるスタイル:¥2,500(税抜)
- パーティースタイル:¥5,000(税抜)
- 1日前までの予約でのみ食べることができます。
- 定番!エチオピアの鶏肉の煮込み「ドロワット」
- エチオピアの揚げもの「サンブサ」
食後にはエチオピアの伝統「コーヒーセレモニー」もお忘れなく!
雰囲気
- カジュアルな感じ
- カウンターは1人客もおり、バーみたいな手軽さ
- エチオピアを思い起こさせる壁掛けや置物、食材があります
- オーナーご夫婦も日本語OKで親しみやすいです(男のお子さんも可愛いです)
- リトルエチオピアは、東京にいながら本格的なエチオピアの味と文化を体験できる貴重なお店。

「世界の料理はちょっと不安…」という方も、一口食べればその奥深さに驚くはずです。
もしこの記事で「世界の料理をもっと知りたい」と思った方へ。
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