【裏メニュー】東京でクウェート料理を食べる方法をご紹介します
こんにちは!オグです。次の疑問に答えます。
クウェートで食べたあのスパイスの香りが忘れられない…東京でも食べたいけど、どこにあるのか分からない
ネットで探しても、出てくるのほかの中東料理店ばかりだと思います。東京にクウェート料理専門店はないので無理もありません。
しかし、クウェートの国民食「マチュブース(マクブース)」や「ズバイディー」を食べられる場所が存在するのです。
そこで本記事では、
本記事の信頼性
- 現地で本場のクウェート料理を食べています
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- ずっと探していた味に出会い、「これだよ、これ!」という深い納得感と多幸感に包まるとともに、クウェートでの記憶が蘇るでしょう
- 東京にいながら、クウェートを旅しているような非日常を体験でき、ワクワクした気分になります
裏メニュー!元クウェート大使館シェフが作るクウェート料理「ズバイディー」

アラビア料理レストラン「アル・アイン(六本木一丁目)」では、通常クウェート料理を提供していません。
しかしシェフがクウェート大使館で働かれていたと知り、もしかしたら思い尋ねてみたところ、下記の条件でご提供いただけることになりました。
- 1週間前までの事前予約
- 最低6人以上
- 通常のコース料理+クウェート料理(シェフお任せ)
- 1人約1万円(税抜)

席に案内されると、テーブルにはすでに前菜がずらりと並んでいます。
- タブーレサラダ(レバノンのパセリサラダ)
- フムス(ひよこ豆のペースト)
- ムタッバル(焼きナスのペースト)
- ムハンマラ(赤パプリカと胡桃がベースのディップ)
- ラブネ(ヨーグルトのディップ)
- マーシー(米・肉をブドウの葉に詰めた物)
- 南瓜のパイ

レバノン出身のシェフだけあり、レバノン山岳地帯が発祥とされる「タブーレサラダ」が提供されました。
肉が貴重だった時代に、身近なハーブと挽き割り小麦(ブルグル)で栄養を補っていたと言われています。
驚くほど爽やかで、使用されているレモン汁の酸味とミントの清涼感が口いっぱいに広がりました。

ペーストやディップはアラブのパンに塗って食べるのが定番です。さまざまな種類があるので、食べ比べるのも楽しいですよ。
ペーストが残っていると、パンがどんどん出てくるので、メイン料理の前にお腹いっぱいにならないよう注意しましょう。

「マーシー」もアラブでよく見かける料理です。今回は冷製の前菜として提供されています(温菜でメイン料理のときもあります)。
オスマン帝国の宮廷料理がルーツとされ、野菜を器にする見栄えが、おもてなしの心を表しているとか。
ブドウの葉の渋みと、ハーブ・スパイスの香りが染み込んだ米の奥深い味わい。赤飯に似た、しっとり食感の米も日本人の口に合うと思います。

今回提供された中で初めて見たのが「南瓜のパイ」です。
しっとり柔らかい南瓜を、ぎっしり詰めた感じ。ほんのり甘い南瓜の風味が心地いいです。

続いて「サンブーサ(揚げパイのような料理)」が出てきました。
三角形やロール状など、3種類あり、チーズ・じゃがいも・カレー風味など具材も違います。薄皮なのにパリッと香ばしいです。
中央アジアが発祥とされ、交易を通じて中東やインドへ伝わりました。インドにサモサという似た料理があるように、地域ごとに形や具材が違います。

ついにクウェート料理が登場です!
今回いただいたのは、「ムタバック・ズバイディー」と呼ばれる魚の炊き込みご飯。
ズバイディーとは、マナガツオのこと。アラビア語で「バター(Zubda)」を語源にもつとも言われ、その名のとおり、口の中でとろけるような脂の甘みが魅力です。
クウェートでは「ナショナル・フィッシュ」として知られる最高級魚です。

ターメリック、コリアンダー、クミン、そして乾燥ライム「ルーミー」をたっぷりとまぶしたズバイディー(魚)をカリッと揚げ、その旨味が残った油と煮汁でバスマティライスを炊き上げるます。仕上げに炒めた玉ねぎ、レーズン、松の実を添えて完成です。
この料理がクウェートで愛される背景には、国の歴史が関係しています。
かつて真珠採掘と海上貿易で栄えたクウェートでは、ペルシャ湾で獲れるズバイディー(魚)は人々の貴重なタンパク源であり、ご馳走でした。
そして今もクウェートでは、結婚式やラマダン明けの祝祭など特別な日に欠かせない「最大級のおもてなし」の料理として、食卓の中心に輝き続けています。
運ばれてきた瞬間、揚げた魚の香ばしい香りがふわっと漂ってきました。

皿の中央には、ターメリックで黄金色に輝く大ぶりの魚が3尾どんと鎮座し、その下には旨味をたっぷり吸ったバスマティライス。見るからに豪華で、思わず写真を撮る手が止まりません。
一口食べると、外はサクッ、中はふわふわ。臭みは一切なく、上品な甘みと爽やかな風味がじんわり広がります。

そのライスも軽い口当たりで、スパイスの香りと乾燥ライム(ルーミー)のかすかな酸味が、噛むたびに追いかけてくる感じ。スプーンが止まりませんでした。
手食だと、お皿の端にあるライスまで残さず食べられます。最後の一口まで飽きることなく完食です。

「ズバイディー」を食べていると、トルティーヤのような薄いパンに「シシタウク(鶏肉の串焼き)」が乗って運ばれてきました。
オスマン帝国時代に生まれた料理とされています。ヨーグルトやスパイスでマリネした鶏肉は、とても柔らかくジューシー。ムチムチとした食感も印象的です。

食後には「マハラベーヤ(ミルクプディング)」と、「ミントティー(お代わりOK)」が運ばれてきました。
米粉(またはコーンスターチ)と牛乳、砂糖を使い作られるマハラベーヤ。
ペルシャ(現代のイラン)に起源をもち、アラブの貴族に供されていたとされる歴史あるスイーツです。

ローズウォーターも使用されており、優雅な香りと優しい甘さ、プルン・ツルンとした食感が特徴的。一緒に出されたミントティーのほのかな香りとも絶妙に合います。
アラブのデザートは和菓子にも似て繊細で甘さ控えめのが多くあるので、甘いのが得意でない方も安心して食べられますよ。
『アル・アイン(六本木一丁目)』については、下記の記事でもご紹介しています。併せてご覧ください。
ディナー限定!クウェートの国民食「マチュブース(マクブース)」

中東・オマーン発祥とされる炊き込みご飯「マチュブース(マクブース)」
ですがクウェートをはじめとするガルフ諸国(カタール、バーレーンなど)でも親しまれている料理です。
渋谷のスクランブルスクエアにある『CARVAAN TOKYO(カールヴァーン トウキョウ)』にて、ディナー限定で楽しめます。
豊潤なスパイスの香りとラム肉からあふれる旨味がなんとも言えません。
30分ほどかけて炊き込まれただけあり、旨みがぎゅっと凝縮されています。
それでいて、インドの炊き込みご飯・ビリヤニと比べて軽い口当たりなのが不思議です。
【まとめ】東京でクウェート料理を堪能しよう!
- ずっと探していた味に出会い、「これだよ、これ!」という深い納得感と多幸感に包まるとともに、クウェートでの記憶が蘇るでしょう
- 東京にいながら、クウェートを旅しているような非日常を体験でき、ワクワクした気分になります
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
クウェート料理が楽しめるレストラン2軒と条件
①アル・アイン(六本木一丁目)

魚の炊き込みご飯「ムタバック・ズバイディー」
- 1週間前までの事前予約
- 最低6人以上
- 通常のコース料理+クウェート料理(シェフお任せ)
- 1人約1万円(税抜)
②CARVAAN TOKYO(カールヴァーン トウキョウ) 渋谷

クウェートの国民食「マチュブース(マクブース)」
条件:ディナー限定

いかがでしたでしょうか?クウェート料理を食べてみたいと思っていただけたら幸いです。
この記事を読み終えたあなたは、きっと「もっと色々な国の食文化を知りたい!」という新しい探求心に目覚めているはずです。次は「世界一周」へ飛び出しませんか?
この記事で紹介した料理以外にも、東京では世界のさまざまな料理が味わえます。そんな貴重なグルメを取り上げたのが、私の著書『東京グルメで世界一周 – 世界100ヶ国の料理』です。
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