東京唯一!南アフリカ料理ペリペリチキン専門店「ファイヤーチキン」
こんにちは!オグです。
ペリペリチキンについて、次の疑問に答えます。
- 一体どこの国の料理?
- 日本で本場の味を体験できる場所は?
チキンは知っていても「ペリペリチキン」なんて聞いたことないですよね。
円安や世界情勢の不安で海外に行きにくい今、日本で食べられたら嬉しい人も多いはず。アフリカ料理となると、現地に行くハードルはさらに上がりますし・・・
そんな方に向けて、本記事では、
本記事の信頼性:
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- ペリペリチキンに興味が湧き、食べてみたくなります
- 東京にいながらペリペリチキンを食べられ、海外旅行をしているような気分を体験できるでしょう
南アフリカ料理「ペリペリチキン」特徴

料理名の由来
ペリペリチキンは、爽快な酸味と鮮烈な辛味、そして複数のハーブやニンニクが織りなす多層的なソースに鶏肉を長時間漬け込み、炭火や直火で香ばしく焼き上げる鶏肉料理です。
「ペリペリ」という名称は、アフリカ・モザンビーク南部などの現地語やスワヒリ語で「唐辛子」を意味します。
具体的には、東アフリカに自生する小粒ながら非常に強い辛味を持つトウガラシ「アフリカン・バードアイ・チリ」を指す言葉です。この唐辛子が料理全体に突き抜けるような刺激を与えることから、料理そのものを指す名前として定着しました。
誕生までの歴史
- 大航海時代から世界へ
- 15〜16世紀|起源:モザンビーク(ポルトガル領アフリカ)
- 大航海時代以降|インド・ゴア、そしてマカオへ
- 本国ポルトガル|アルガルヴァ地方のメッカ化
- 1987年|南アフリカ:Nando’s(ナンドス)誕生、そして世界へ
大航海時代から世界へ
ペリペリチキンの歴史は、15〜16世紀の大航海時代におけるポルトガルの海洋帝国拡大と深く結びついています。一皿の料理の背景に、これほど壮大な歴史の軌跡が刻まれている料理はそう多くないでしょう。
15〜16世紀|起源:モザンビーク(ポルトガル領アフリカ)
ペリペリチキン誕生の地は、ポルトガルが植民地化したアフリカ東南部のモザンビーク(およびアンゴラなどの旧ポルトガル領アフリカ地域)にあります。
現地に自生していた野生のトウガラシ「ピリピリ」に出会ったポルトガル人入植者たちが、オリーブオイル・塩・レモン果汁・ワインビネガー・ニンニクを用いた自国伝統のマリネ技術と融合させました。
アフリカの風土とヨーロッパの調理技術が交わって誕生したのです。
大航海時代以降|インド・ゴア、そしてマカオへ

モザンビークで生まれたこの食文化は、ポルトガル帝国の海洋交易ネットワークに乗り、各地の寄港地へと急速に広まっていきます。
インド西海岸のゴア地方にも伝わり、さらに中国南端の旧ポルトガル領マカオにまで到達しました。
マカオでは、スパイス貿易の要衝であったインドから流入した胡椒やクミン、そして東南アジアの食文化を象徴するココナッツミルクをブレンドした独自の「アフリカンチキン」へと進化を遂げます。
本国ポルトガル|アルガルヴァ地方のメッカ化
本国ポルトガル、特に温暖な南部アルガルヴァ地方では、「フランゴ・アサード(炭火焼き鶏)」として大衆的に土着化しました。
1964年創業の老舗「レスタウランテ・ラミレス」をはじめとする専門店には、国内外から長蛇の列ができ、ギアの街はピリピリチキンのメッカとして世界に知られるようになります。
シンプルなトマトサラダ・フライドポテト・パンを添えて食べる伝統スタイルが、今も受け継がれています。
1987年|南アフリカ:Nando’s(ナンドス)誕生、そして世界へ

ペリペリチキンが地域のエスニックフードから真にグローバルな料理へと飛躍した背景には、1987年に南アフリカ共和国ヨハネスブルグで創業したカジュアルレストランチェーン「Nando’s(ナンドス)」の存在があります。
モザンビークと隣接し、歴史的にポルトガル系移民も多く暮らしていた南アフリカでは、このポルトガル・モザンビーク風チキン料理がすでに家庭でも親しまれていました。
それをナンドスがブランド化し、世界各国へのフランチャイズ展開を果たしたことで、「ペリペリチキン=南アフリカを代表する名物料理」というイメージが世界中に定着しました。
つまり、歴史的な発祥の地はモザンビーク(およびポルトガル)であり、現代における世界的なポピュラーフードとしてのブームの起点は南アフリカ——これがもっとも正確な理解といえます。
材料と調理法

料理の核心となるペリペリソースは、複数の素材が複雑に絡み合って独自の味わいを生み出しています。主要な構成要素は以下の5つです。
- アフリカン・バードアイ・チリ(ペリペリ)
- レモン果汁・レモンの皮/白ワインビネガー
- ニンニク
- オリーブオイル
- パプリカパウダー・オレガノ(スパイス&ハーブ類)
①アフリカン・バードアイ・チリ(ペリペリ):ソースの主役であり、辛味の源泉です。東アフリカ産のこの小粒のトウガラシは、強烈なカプサイシンを含み、料理全体に突き抜けるような刺激をもたらします。辛さのグレードは使用量で調整されます。
②レモン果汁・レモンの皮/白ワインビネガー:ペリペリチキン最大の特徴である「クリーンな酸味」を担います。カプサイシンと組み合わさることで爽快な後味を生み出し、重たくなりがちな鶏肉料理を軽やかに仕上げる重要な役割を果たしています。
③ニンニク:コクと香りを底支えする縁の下の力持ちです。マリネ液全体の旨みを引き締め、焼き上がりに香ばしさを加えます。
④オリーブオイル:マリネ液の媒体として機能します。スパイスやハーブの香り成分を溶かし込んで鶏肉に均一に浸透させ、焼き上がりに艶とコクをもたらします。
⑤パプリカパウダー・オレガノ:パプリカは色味と甘みのある深みを加え、オレガノは地中海らしい清涼感のあるハーブ香をプラスします。この複数のスパイス・ハーブが重なることで、単なる「辛いチキン」にとどまらない多層的なアロマが生まれます。
24時間マリネ+直火焼き——調理技術の核心
ペリペリチキンの真価は、最終的な焼き工程だけでなく、その前段階の「漬け込み」にあります。上記のソースに鶏肉を24時間以上漬け込み、素材の繊維の奥深くまで味を浸透させることが最初の重要なステップです。
焼き工程では、直火または炭火を用います。
下準備として余分な脂を落としながら、「何度もソースを塗り重ねる」という工程が繰り返されます。この重ね塗りが仕上がりの深みを決定づけ、表面に香ばしく焦げた層を作り出すのです。
炭火特有のスモーキーなアロマがまとわり、外皮はパリッと香ばしく、内部は肉汁をしっかりと閉じ込めたジューシーな食感——これがペリペリチキンの理想的な仕上がりです。
「高温の直火でさっと焼く」のではなく、「ソースを重ねながらじっくりと焼き上げる」この工程にこそ、長い歴史の中で磨かれてきた技術の本質があります。
東京唯一!ペリペリチキン専門店「ファイヤーチキン(入谷)」
旨辛ホットソースのペリペリチキン

ペリペリチキンの半尾(骨付き)+ホットソースを選択しました。
この選択をしたのは「4分の1では少ない、1尾は多すぎる」「せっかくなら辛いのに挑戦したい」と思ったからです。チキンは骨付きだと、いろんな部位を楽しめます。
チキンは油がなく食べやすいです。ぎゅっと引っ張るような弾力もあり、食べ応えがしっかりあります。表面の焦げ目にスモーキーさもわずかに感じました。
チキンだけでは淡白になりがちですが、ホットソースがあるのでそんな心配もありません。
ピリッと辛味はあるものの、その中に甘さも感じました。これは病みつきになる旨辛ソースです。
ホットと言いつつ、辛さがそれほど得意でない自分でも普通に食べられました。辛いのが苦手な方でも大丈夫だと思うので、ぜひトライしてみてください。
辛いのが好きな方は、もう1段階上のエクストラホットに挑戦するのがオススメです。
付け合わせのフライドポテトは、しっかりと焼かれ細いながらも食べ応えがあっておいしいです。ソースにたっぷり浸けて食べると、ポテトに付いた塩気も相まって止まらなくなります。
ペリペリチキン専門店「ファイヤーチキン」店舗詳細
メニュー

ペリペリチキンのアラカルトメニューです。そのほかのメニューは公式HPをご覧ください。
雰囲気
内観

広々とした空間で、ボックス席もあります。子ども連れで来ても安心です。カジュアルな感じで気軽に入れる雰囲気もいいですね。
外観

予約・お問い合わせ
- 予約可
- お問い合わせ:03-6231-7414
待ち時間・料理提供時間
- なし(先客:2名男性1人客)
- 15分ほど
店舗基本情報
- 東京都台東区北上野2-8-7 1F
- 03-6231-7414
- 東京メトロ日比谷線「入谷」駅 徒歩4分
- 11:00 – 23:00
- 無休
- 公式HP
【まとめ】ペリペリチキンを食べよう!

- ペリペリチキンに興味が湧き、食べてみたくなります
- 東京にいながらペリペリチキンを食べられ、海外旅行をしているような気分を体験できるでしょう
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
ペリペリチキンは、大航海時代にポルトガル人がアフリカ・モザンビークの野生トウガラシ「ピリピリ」と出会い、自国のマリネ技術を融合させたことで生まれた、歴史あるハイブリッド料理です。
その食文化はポルトガル帝国の交易ルートに乗ってゴア・マカオへと広まり、本国ポルトガルでは「フランゴ・アサード」として土着化しました。
そして1987年、南アフリカのナンドスがこの料理を世界各国へ広めたことで、グローバルなポピュラーフードとしての地位を確立しています。
料理の核心は、アフリカン・バードアイ・チリ・レモン・ニンニク・オリーブオイル・パプリカやオレガノの5要素から成るペリペリソースです。
24時間以上の漬け込みで肉の繊維の奥まで味を浸透させ、炭火や直火でソースを重ね塗りしながらじっくり焼き上げることで、外皮のパリッとした食感と内部のジューシーさが実現します。
辛味・酸味・塩味・脂質のバランスが絶妙で、食後感が驚くほど軽やかなのも大きな魅力の1つです。
東京唯一のペリペリチキン専門店「ファイヤーチキン」では、この本場の製法を忠実に再現した一皿を体験できます。
辛さが苦手な方にも食べやすいホットソースから、辛さ好きにはエクストラホットまで選べるので、ぜひ自分好みの一皿を見つけてみてください。

東京には、ペリペリチキンのように「その一皿の裏に壮大な歴史がある」料理が、まだまだ数え切れないほど存在しています。
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