アンナズキッチンなら4ヶ国の珍しい料理が食べられます(目黒)

こんにちは!オグです。
カフェ ロシア(吉祥寺)で修行を積んだシェフが目黒にオープンさせた「アンナズ キッチン」について、
- どんな料理が食べれるんだろう
- オススメの料理は何かな
- お店の雰囲気やこだわりなど、詳しい情報を知りたい
こんな悩みを解決する記事を書きました。
オープンしたばかりで、どんなお店なのか分からないですよね。
食べログに情報もまだ掲載されていないですし。
そんな方に向けて、この記事では、
- アンナズ キッチンで4ヵ国のめずらしい料理を食べれるとわかり、食べに行ってみたくなります
- 料理を迷わず注文でき、オススメ料理を逃さず食べられるでしょう
- お店のこだわりや雰囲気、メニュー、裏メニューの予約方法などがわかり、食べに行く準備がスムーズにできます
世界中のグルメを東京で味わえるなんて、ちょっとワクワクしませんか?実は、都内には本格的な世界各国の料理を楽しめるお店がたくさんあります。今回はその中から、特にユニークな国の料理をご紹介します。
ちなみに、東京で味わえる世界100ヶ国以上の料理をまとめた電子書籍『東京グルメで世界一周』もあります。Amazonの読み放題なら無料で読めるので、「もっと知りたい!」と思った方にはオススメです。
アンナズキッチンで食べられる4ヶ国の料理
- ジョージア料理:ヒンカリ(裏メニュー)、ハチャプリ アジャルリ
- ウズベキスタン料理:コム・サムサ、ハヌム
- ロシア料理:パプリカの肉詰め、毛皮のコートを着たニシン
- ベラルーシ:ドラニキ(裏メニュー)
ここでは、東京で味わえるユニークな4ヶ国の料理をご紹介します。
もちろん他にもたくさんの国の料理があるので、気になる方は本でチェックしてみるのも楽しいですよ。
ジョージア料理
- ヒンカリ(裏メニュー)
- ハチャプリ アジャルリ
ヒンカリ

ジョージアの水餃子「ヒンカリ」。メニューにはありませんが、3日前までの予約で1皿3個から注文可能です。
作るのに手間がかかる料理かつ、生地の中に水を入れるため、作り置きすると生地が劣化してしまいます。そのため事前予約が必要です。

ヒンカリはジョージアの高地地域、山岳地帯で発展したとされています。これらの地域では、寒冷な気候と険しい地形の中で、移動や保存に適した食事が求められ、ヒンカリはそのニーズに応える形で誕生しました。
元々は羊飼いや牧畜民が、長時間の移動や厳しい冬の間に携帯できる栄養価の高い食事として作り始めたと考えられています。

一方で、モンゴル帝国の侵攻により、アジアからヨーロッパへと広がった食文化の影響を受けた可能性も指摘されているのです。
モンゴル軍が肉を生地で包んで持ち運び、保存性を高めるために調理法を工夫したことが、ヒンカリの原型となったとか。ジョージアのシルクロード沿いの立地や、モンゴル帝国の影響を受けた歴史的背景から、この説も有力視されています。

モチモチの分厚い皮に熱々のスープと肉がぎっしり詰まっています。興味深いのはその食べ方です。フォークやナイフ、箸は使わず手で食べます。
まず、巾着袋の先端のような上の部分を持ち、ひっくり返します。
次に皮の端を軽くかじり穴を開け、中のスープをすすりましょう。肉汁の旨味が口の中で爆発します。これをしないでいきなり食べようとすると、熱々のスープが噴き出してしまいますので注意です。
スープを飲み終わったら、肉団子のような中身と皮を食べましょう!
最後に上のつまみ部分は食べずに残すのが決まりです。これは食べた数をカウントする意味があります。
ハチャプリ アジャルリ

ジョージアのチーズ入りパン「ハチャプリ」。さまざまなハチャプリがあり、「アジャルリ」は舟形で真ん中に卵が乗っているのが特徴です。
ハチャプリはカフェ ロシア(吉祥寺)でも食べれます。しかし、「ハチャプリ アジャルリ」は都内で初めて見つけました!

生地はナンのようにふかふか・もちもちしています!
見た目からのその食感が伝ってきますね。

フォークで生地を切ると、中には濃厚なチーズがたっぷり
卵がチーズの濃厚さをさらに引き立て、とろみをプラスしてくれます!
ウズベキスタン料理
- コム・サムサ
- ハヌム
コム・サムサ

ウズベキスタンのホットパイ「コサ・サムサ」。先着5名限定のランチセットがお得です。
通常のサムサが個別のパイとして焼かれるのに対し、コサ・サムサは深皿に具材を入れ、パイ生地で蓋をして焼くスタイルが特徴です。

この調理法は、ウズベキスタンの高地地域や家庭で特に見られるもので、寒冷な気候と厳しい地形の中で、保存性の高い食事が求められた結果として生まれたと考えられます。
羊肉や玉ねぎを主な具材としてクミンなどの香辛料で味付けされ、スープはクリア、肉と玉ねぎの旨味が凝縮されていますよ。

蓋のようなパイ生地を開けると、肉と野菜、スープがたっぷり。具材の旨味がスープと調和し、肉じゃがのような優しい味わいです。

スープの蒸気で生地の内側がしっとりモチっとしているのもおいしいですね。

ハヌム

ウズベキスタンの肉ロール「ハヌム」

ムチムチした生地が印象的です!

サワークリームもいいアクセント
さわやかで滑らかな舌触りです。

中まで生地がロールされており、「ムチ→肉→ムチ」という食感

ウズベキスタン料理は都内でだいぶ増えてきました。しかし、「ハヌム」を食べれるお店は殆どありません。アンナズ キッチンで「ハヌム」を食べてみてください!
ロシア料理
- パプリカの肉詰め
- 毛皮のコートを着たニシン
ロシア料理といえば、ロールキャベツも有名です。
パプリカの肉詰め

メニューに写真が載っていませんが、提供されるとインパクト抜群です!

フォークで切れるほど、パプリカは柔らかく調理されています。
野菜特有の甘みもありますよ。

上に被さっているパプリカを取ると、中にはたっぷりの肉とそれを覆い尽くすサワークリームが登場です。
サワークリームは優しい風味で、全体の味をバランスよく整えてくれています。

ナイフで肉を切ると、肉汁!?が器にあふれ出します。洪水のようです。
詰め物(肉)はボリューミーながら、肉汁に包まれ、飲み物のように喉の奥に吸い込まれていきました!
メニュー上では目立たないため、隠れた逸品と言えるでしょう。
毛皮のコートを着たニシン

毛皮のコートを着たニシンとは、「セリョートカ・バト・シューバ」と呼ばれるロシアのサラダです。
色鮮やかな、美しい層が目を引きます。

シャキッとしたビーツの甘みが、口の中に広がります。
さわやかで暑い夏にぴったりです!

上にかかったマヨネーズは、クリーミーで意外とあっさり
マヨネーズ嫌いな自分でも食べれましたよ。
ベラルーシ

ポテトパンケーキ「ドラニキ(дранікі)」は、ベラルーシで愛される代表的な料理です。
通常のメニューにドラニキは存在しません。ですが1日前までに予約すれば食べられます。
原料となるジャガイモは時間が経過すると色が変わって味の劣化につながるため、ドラニキは作り置きができないそうです。そのため予約限定で提供されています。
神谷町の『ミンスクの台所』が閉店して以降、東京でベラルーシ料理を提供するお店はありません。それだけに是が非でも食べたい料理です。

ドラニキは主にすりおろした生のじゃがいも、みじん切りの玉ねぎ、塩で作られます。これらを混ぜて生地を作り、熱した油で両面が黄金色になり、外はカリッと、中は柔らかくなるまで焼きます。

ドラニキは、熱いうちにたっぷりのサワークリームを添えて食べるのが一般的です。
ベラルーシはかつてのソ連で「じゃがいもの国」とも呼ばれ、じゃがいもは国民の食生活に欠かせない主食です。一人当たりのじゃがいも年間消費量が世界1位となった実績もあります。
ドラニキはその代表的な料理であり、シンプルでありながら温かみのある味わいで、ベラルーシの食文化を象徴しています。

ハッシュポテトに似て、外はカリッと香ばしく、中はしっとり柔らかいです。ほどよく塩気も感じます。
マイルドでクリーミーなサワークリームを上にたっぷり塗っていただきましょう。
サワークリームにじゃがいもが馴染み、単体では味気なくなりがちなジャガイモをおいしくいただけます。
2024年GWにベラルーシに渡航した際も、現地でドラニキを食べています。未知のベラルーシ料理に興味がある方は、まとめ記事をご覧ください!
アンナズキッチン(Anna’s Kitchen)店舗詳細
メニュー
- アラカルトの方が4ヵ国の様々な料理を食べれます
- メイン料理は少し時間が掛かるので、早めに注文して気長に待ちましょう
- ドラニキは1日前、ヒンカリは3日前までの予約が必要です(裏メニュー)





雰囲気
- 24席(個室なし)
- 落ち着いた店内で、ロシアを始めとする調度品が飾られています
- 現地のスタッフさんばかりで、皆さん日本語も流暢です
内観






外観

待ち時間・料理提供時間
- 待ち時間:なし
- 12時ごろからお客さんが増え、ほぼ満席状態になっていました
- 料理提供時間
- 前菜:10分ほど
- メイン:20〜25分ほど
予約・お問い合わせ
予約:アンナズ キッチン
お問い合わせ:03-6303-9037
店舗基本情報
【まとめ】アンナズキッチンで世界4ヶ国の珍しい料理を食べよう!
- アンナズ キッチンで4ヵ国のめずらしい料理を食べれるとわかり、食べに行ってみたくなります
- 料理を迷わず注文でき、オススメ料理を逃さず食べられるでしょう
- お店のこだわりや雰囲気、メニュー、裏メニューの予約方法などがわかり、食べに行く準備がスムーズにできます
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
アンナズ キッチンで食べられる、4ヶ国のオススメ料理
- ジョージア料理:ヒンカリ(裏メニュー)、ハチャプリ アジャルリ
- ウズベキスタン料理:コム・サムサ、ハヌム
- ロシア料理:パプリカの肉詰め、毛皮のコートを着たニシン
- ベラルーシ:ドラニキ(裏メニュー)
アンナズキッチンの特徴
- カフェ ロシア(吉祥寺)で修行した現地のスタッフが作る本場の料理を味わえます
- 提供される料理も他のお店にはない、珍しい料理も多数
- ロシアを始めとする調度品で彩られた、落ち着いた店内です
- アラカルトメニューの方が4ヶ国の様々な料理を楽しめるよ
- ドラニキは1日前、ヒンカリは3日前までの予約が必要です(裏メニュー)

東京で食べられる世界の料理は、旅をしなくても“海外気分”を味わえるのが魅力です。今回紹介したのはごく一部ですが、「せっかくだから他の国のグルメも知ってみたい」と思ったら、電子書籍『東京グルメで世界一周 – 世界100ヶ国の料理』がオススメです。
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