【東京】ジャマイカ人が作る本場のジャークチキン

こんにちは!オグです。
ジャマイカの代表的な料理「ジャークチキン」について、次の疑問に答えます。
- 東京で本場ジャマイカの味を探しているけれど、どこで食べられるのか分からない
せっかく楽しみにして行ったのに、「思っていた味と違った」なんて失敗はしたくないですよね。
実際、ジャークチキンはお店によって味の再現度や仕上がりに差がある料理。
だからこそ、事前に“本場らしさが感じられるお店”や“実際に食べた人の声”を知っておくことが大切です。
そんな方に向けて、この記事では、
本記事の信頼性:
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- 「ここなら大丈夫」という安心感をもって来店できます
- 東京にいながらジャマイカのスパイスや炭火焼の香ばしさを堪能でき、海外旅行しているよう非日常を体験できますよ
- 普通の外食が特別な思い出や一緒に行った人との「美味しかったね!」と共有できる場に変わるでしょう
【東京】ジャマイカ人が作る本場のジャークチキン
ジャークチキンの特徴

ジャークチキンを含むジャーク料理の起源は、ジャマイカの先住民であるタイノにあるとされています。
彼らは香辛料(スコッチボネットなど)を用いて、肉を火の上または地下の穴で燻す調理法を編み出しました。この方法が、ジャーク料理の基盤と言われています。
その後17世紀にジャマイカがイングランドの支配下に置かれると、多くのアフリカ系奴隷が逃亡し、マルーンと呼ばれるコミュニティを形成しました。
彼らは山奥で先住民のタイノと共に生活し、調理法や香料の知識を共有。煙を少なくし追われないため地下のピット(穴)で燻したり、保存性と風味を兼ね備えた調理法を確立しました。
特にピメントの木の煙や実を活用し、独自のスパイスを加えて進化させたのがジャーク料理とされています。
後にはドラム缶を改造した「ジャークバレル(ドラム)」が登場し、現在のストリートスタイルへと進化しました。
1950年代のジャマイカでは、天然ガス源が限られ石油への依存が高まり、不要になった空のオイル(石油)缶が各地に散在するようになります。
その流通過程で、創意ある料理人たちがこれを再利用し、マルーンたちがかつて使っていたピットの構造を屋外に持ち出しやすくした形で応用しました。
具体的には、ドラム缶を縦または横に割り、中に通気用の穴やヒンジ式の蓋を取り付け、チャコールを燃料として煙を閉じ込めつつ香りを活かす構造へと改造。こうして「ジャークバレル(ドラム)」が誕生しました。
この新しい調理装置は、街頭のスタンドや市場での販売に適しており、ジャーク料理の移動販売のスタイルに合致。
非常に実用的かつ視覚的にも目を引くため、瞬く間に島全体に広がっていきます。多くの家庭や屋台、ビーチ沿いなどでも見かけるようになり、「本物のジャークにはこのドラムが不可欠」との共通認識が定着しました。
ジャーク料理が世界的に人気となる中、ジャマイカ政府は「Jamaica Jerk」の名称を地理的表示(GI)として商標登録し、模倣品や品質低下から守る取り組みを進めています。
炭火とスパイスの香り豊か、ジューシーなジャークチキン

人気No.1 炭火焼きジャークチキン
10種類のスパイスやハーブを独自にブレンドし、漬け込んだお肉を豪快に炭火焼きにしています。
使用されるスパイスはこちら(*お店や作る人によってレシピは異なります)
- オールスパイス:核となるカリブ原産の唐辛子
- スコッチボネット:辛味の主役となる唐辛子
- タイム :爽やかなハーブの香り
- ニンニク・玉ねぎパウダー:香味のベースとして旨味と奥行きをプラス
- シナモン、ナツメグ、クローブ:温かみと奥深い複雑さを加える
- パプリカ(スモーク):色とスモーキーさを補う
- 黒コショウ、クミン、赤唐辛子:辛味やスパイス感に多様な強弱を与える
- 砂糖(ブラウンシュガー):甘味と香ばしさ、全体の調和
- パセリなどのハーブ:彩りとアクセント

店内にあるジャークドラムで焼かれ、表面はカリッと香ばしく、スモーキーな風味が漂います。
長時間マリネされた肉は、肉汁があふれ出すほどジューシー。その肉汁からも燻製の香りを感じました。
スコッチボネット(カリブ原産の唐辛子)によりスパイシーながらも、香り豊かなハーブと混ざり合い奥深い風味が広がります。

付け合わせは定番の「ライス&ピーズ」
米にハーブやスパイス、ニンニクと豆(キドニービーンズなど)を加え、ココナッツミルクで炊いたジャマイカ風豆ご飯です。
まろやかで優しい豆のほっくり感が印象的です。ジャークチキンのスパイシーさを受け止め、豆の素朴さとココナッツの微かな甘味で互いを引き立て合う、名脇役と言えるでしょう。
「ライス&ピーズ」以外で典型的なサイドディッシュは、フェスティバル(甘い揚げドーナツ)です。アラカルトメニューにあったのですが、注文するのを忘れてしまいました・・・

締めにオススメなのが「ジャマイカン・ラムケーキ」です。
ジャマイカの伝統的なケーキで、特にクリスマスでは欠かせません。
イングランドの支配下にあった影響で、英国のクリスマスプディングが起源とされます。それがジャマイカでアレンジ・進化した結果、「ジャマイカン・ラムケーキ」が誕生したと言われているのです。

しっとり濃密な食感の後には、お酒のビターで深みのある大人の風味がじわじわと伝わってきます。
ラム酒やワインでドライフルーツを漬け込んでいるため、この食感と味わいが生まれるのでしょう。

本場の味を求めるなら、ジャマイカだけでなく他の国の料理も同じ。
東京には各国出身のシェフが腕を振るうレストランが数多くあり、まるで海外旅行のような体験ができます。
そのガイドとして役立つのが、私がまとめたKindle本『東京グルメで世界一周-世界100ヶ国の料理』です。
アマゾンの読み放題サービス会員なら無料で読めますので、気になる方はチェックしてみてください!
『ONE LOVE Jamaican Kitchen(下北沢)』店舗詳細
メニュー
- お得なのはランチメニュー、ジャマイカ料理を幅広く食べたいならアラカルトです
- ランチ時間帯からアラカルトメニューも注文できます
- ジャークチキンはほかのお店でも見かけますが、ジャマイカの前菜や魚料理、デザートなどは非常に珍しいです




雰囲気
- 店に上がる階段のところからジャマイカ一色
- 陽気なジャマイカ人シェフは、日本語も流暢で親しみやすいです
- シェフと知り合いの常連さん(海外・日本人)もいるようで、皆さんに愛されています
内観


外観


予約・お問い合わせ
- 予約可
- お問い合わせ:03-6407-0830
待ち時間・料理提供時間
- 待ち時間:なし
- 先客:2名(男性1人客)
- 来客:4名(海外、日本の男女2人組)
- 料理提供時間:
- ジャークチキン:15〜20分ほど
- デザート:10分ほど
*2025年9月 日曜日 14時ごろ来店
店舗基本情報
- 東京都世田谷区北沢2-39-13 2F
- 03-6407-0830
- 小田急線「下北沢」駅 東口 徒歩7分
- 12:00 – 15:00(ランチ)、15:00 – 21:00
- 月・水・祝後日 定休
- 現金・カード・QRコード・電子マネー決済可
- 公式インスタグラム:@one_love_jamaican_kitchen

下北沢で本場のジャマイカ料理を味わったら、次はトルコのサバサンドやエチオピアのインジェラ…そんな“次の一皿”を探してみませんか?
『東京グルメで世界一周』では、実際に行けるお店を国別に紹介しているので、週末の食べ歩きプラン作りにも役立ちます。アマゾンの読み放題サービス会員なら無料です。
【まとめ】東京で本場のジャークチキンを食べよう!
- 「ここなら大丈夫」という安心感をもって来店できます
- 東京にいながらジャマイカのスパイスや炭火焼の香ばしさを堪能でき、海外旅行しているよう非日常を体験できますよ
- 普通の外食が特別な思い出や一緒に行った人との「美味しかったね!」と共有できる場に変わるでしょう

ジャークチキン専門店『ONE LOVE Jamaican Kitchen(下北沢)』
ジャマイカ人シェフが作る。人気No.1 炭火焼きジャークチキン
10種類のスパイスやハーブを独自にブレンドし、漬け込んだお肉を豪快に炭火焼きにしています。
店内にあるジャークドラムで焼かれ、表面はカリッと香ばしく、スモーキーな風味。
長時間マリネされた肉は、肉汁があふれ出すほどジューシー。その肉汁からも燻製の香りを感じました。
スコッチボネット(カリブ原産の唐辛子)によりスパイシーながらも、香り豊かなハーブと混ざり合い奥深い風味が広がります。

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ジャマイカだけでなく、アフリカ、中東、南米など100ヶ国の料理を実際に食べ歩いてまとめたのが、私のKindle本『東京グルメで世界一周-世界100ヶ国の料理』です。
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