日本初のガンビア料理店 | ジョロフキッチン(名古屋・中小田井)
こんにちは!オグです。次の疑問に答えます。
- 「ジョロフキッチン」に行ってみたいけど、今も営業しているの?
- ガンビア料理って何を頼めばいいんだろう
名古屋・中小田井にある、日本で初のガンビア料理店として知られる「ジョロフキッチン」。
気になりつつも、なかなか一歩を踏み出せずにいる人は多いのではないでしょうか。
無理もありません。
めったに出会えない料理だからこそ、わざわざ足を運ぶのに店が閉まっていたら残念ですし、聞き慣れない料理名ばかりのメニューを前に、口に合うか不安になるのは当然です。
「領事館併設」「店内では英語も飛び交う」と聞くと、少し入りにくく感じるかもしれません。
そんな方に向けて、この記事では、
本記事の信頼性:
- 休日だけで年間365軒以上の東京にある海外グルメを開拓
- 海外グルメの専門家としてTV・ラジオ出演・記事執筆
- 70ヶ国以上に渡航し、現地の料理を開拓
- 東京で食べれる世界100ヶ国の料理をまとめたkindle本を出版しています
- 迷わず予約や来店の計画が立てられ、当日は自信をもって注文できるはずです。
- 名古屋にいながら西アフリカの家庭の味と、気さくなオーナーとの会話を楽しむ。そんな、日本にいながらガンビアを旅のような特別な時間をぜひ味わえるでしょう。
日本初のガンビア料理店「ジョロフキッチン」

「ジョロフキッチン」は、名古屋市西区中小田井にあるアフリカ料理店です。
西アフリカの小国ガンビアの家庭料理を専門にしていて、「日本初のガンビア料理店」として知られています。
オーナーはガンビア名誉総領事のビントゥさん。名古屋に30年近く暮らしています。
ガンビア共和国の名誉総領事も務めていて、領事館は店と同じ建物の2階にあります。
ガンビアは日本に大使館を置いていないため、この場所が大使館代わりの役割も担っているそうです。
明るくパワフルな人柄も評判で、テレビ番組「YOUは何しに日本へ?」でも紹介されました。
店名の「ジョロフ」は、ガンビアの言葉で「ふるさと」を意味します。
西アフリカで広く食べられている炊き込みご飯「ジョロフライス」も、かつてこの地域にあった「ジョロフ(ウォロフ)王国」にちなんだ名前です。
ガンビア料理ってどんな味?日本人に合うといわれる理由

「アフリカ料理」と聞くと、激辛だったり、なじみのない食材ばかりだったりを想像するかもしれません。
でもガンビア料理は、日本人にとって意外なほど親しみやすい味です。
ガンビアの食卓は「ご飯+シチュー」が基本

ガンビアの食事の中心は米です。
一日のメインは昼食で、たっぷりのご飯に「ドモダ(ピーナッツシチュー)」や「スーパーカンジャ(オクラのシチュー)」などをかけ、大皿をみんなで囲んで食べるのが一般的です。
辛さは控えめで食べやすく、日本のカレーライスのような、なじみのある味の延長線上にあります。
よく使われる食材は米、ピーナッツ、オクラ、バオバブ、生や燻製の魚、パーム油(植物油)などです。
ガンビアの定番料理
世界各地の郷土料理を評価するサイト「TasteAtlas」には、ガンビア料理が詳しく紹介されています。
- ドモダ(Domoda):ガンビアの国民食で、ピーナッツの煮込みをご飯にかけて食べます。
- ベナチン(Benachin):ほかの国では「ジョロフライス」と呼ばれる料理で、味付けした肉や魚をトマト・玉ねぎ・唐辛子と一緒に米と炊き上げます。名前はウォロフ語で「ひとつの鍋」を意味し、一皿で食事が完結します。
- ヤッサ(Yassa):玉ねぎ、にんにく、ライムで鶏肉を調理した料理で、魚を使ったフィッシュ・ヤッサもあります。
- スーパーカンジャ(Superkanja):オクラの煮込みで、都市部でも農村部でも食べられている家庭料理です。
- チャキリ(Chakery):ヨーグルトを使ったデザートで、ジョロフキッチンのメニューにもあります。
お隣セネガルの料理との違い
ガンビアは周囲をセネガルに囲まれた国で、食文化も多くを共有しています。
そのため、同じような料理が国によって別の名前で呼ばれます。
| どんな料理か | ガンビア | セネガル |
| 炊き込みご飯 | ベナチン(肉か魚) | チェブジェン(魚) チェブ・ヤップ(肉) |
| ピーナッツシチュー | ドモダ | マフェ |
ジョロフライスとチェブジェン:ジョロフライスの起源は、14世紀に現在のセネガル内陸部にあったウォロフ帝国と考えられています。
米を魚・貝・野菜と炊くチェブジェン(セネガル)が帝国の拡大とともに広まり、各地でジョロフと呼ばれるようになりました。
チェブジェンはセネガルのサン=ルイ島の漁師町で生まれた料理で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
ベナチンとチェブジェンは、どちらも「ジョロフライスのルーツ」に近い兄弟のような料理です。
ドモダとマフェ:ピーナッツシチューは西アフリカの各地で食べられ、セネガルではマフェ、ガンビアではドモダと呼ばれます。
ただし、セネガルで「ドモダ」というと、マフェとは別の、小麦粉でとろみをつけた煮込みを指します。同じ名前でも、国によって中身が違うのです。
「ジョロフキッチン」 店舗詳細
メニュー







雰囲気
内観

オーナーのビントゥさんは日本語が堪能で、注文も日本語でできます。
一方私が来店した日は、オーナーさんが不在でした(普段は居ますが、この時は大阪出張中)。
そのためガンビア出身の女性が料理を作ってくれました。
この方は日本に来て1年半ほどだそうで、英語は通じますが、日本語は難しい様子。

テーブルから壁に掛かった装飾、国旗や雑貨に至るまでガンビアを感じられる空間です。
おひとりさまでも気軽に入れる雰囲気です。
外観

外観は普通の一軒家レストラン

しかしよく見ると、「在名古屋ガンビア共和国名誉総領事館」の札が掲げられています。
予約・お問い合わせ
予約可能です。ですが平日・週末なら予約なしでも入れます。
ただし、次のような人は予約しておくと安心です。
- 月曜日に行きたい人:定休日ですが、団体予約があれば営業してもらえます
- 大人数で行きたい人:席数は37席で、20人以下なら貸切にも対応しています
- 遠方から行く人:個人経営の店なので、臨時休業がないか事前に確認しておくと確実です
お問い合わせ:050-5590-0933
混雑状況
4人組のご高齢者がいらっしゃいました。
料理は15分ほどでスムーズに提供されました。
店舗基本情報
- 愛知県名古屋市西区中小田井5-16
- 050-5590-0933
- 名鉄犬山線「中小田井」駅 徒歩3分
*電車:名古屋駅から約15分 - 11:30〜22:30
- 月曜定休(団体予約があれば営業)
- 予算:ランチ1,000〜1,999円、ディナー2,000〜2,999円
- 現金・クレカ・PayPay払い可
- 食べログ:https://tabelog.com/aichi/A2301/A230113/23077447/
*本記事の営業情報は2026年10月時点の掲載情報をもとにしています
初めてでも失敗しない!注文ガイド

迷ったら、まずは代表的な料理がまとめて味わえる「スペシャルプレート」を頼みましょう。
ドモダ、チキンアフラ、キャッサバと豆の煮込み、サラダなどが一皿に盛られています。
私が来店した際に来ていた方々も、「スペシャルプレート」を注文されていました。

単品で選ぶなら、国民食であり人気No.1の「ドモダ(鶏肉のピーナッツシチュー)」が間違いありません。
私は単品を選びました。
「ドモダ」で付け合わせに「フフ」が選べ、プレートには含まれていない「ベナチン(炊き込みご飯)」を食べたかったからです。
国民食・人気No.1「ドモダ(鶏肉のピーナッツシチュー)」

「ドモダ」はガンビアの国民食であり、「ジョロフキッチン」の人気No.1メニュー
野菜や鶏肉をピーナッツバターとトマトペーストで煮込んだシチューです。
セネガルの「マフェ」によく似ています。大きな違いは生姜が含まれていることです。

「ドモダ」はスペシャルプレートにも含まれています。
しかしご飯がデフォルトで付いているので、「フフ(キャッサバを原料とするお餅のような主食)」を選べるのは単品で注文した場合です。
セネガルの「マフェ」がピーナッツの甘味が際立っていた一方、「ドモダ」はまろやかな風味で、ピーナッツの甘味やトマトの酸味も控えめです。

その分、生姜の追ってくるようなスパイシー感を力強く感じました。
「フフ」はお餅のような粘り気と弾力があり、シチューをスポンジのように吸い込んでいます。
お腹の中で膨らんでくるので、時間が経つにつれて満足感が高まってくる、アフリカ定番の主食です。

シャキシャキとみずみずしいサラダ。
水を入れた巨大なプラスチックのカップが、なんともアフリカらしいです。
ベナチン(炊き込みご飯)

「ベナチン」はガンビア版のジョロフライスで、肉や魚と一緒に炊き上げる炊き込みご飯です。
「ジョロフライス」と「ベナチン」は、異なる言語で名称が異なるものの、料理としては同じと、お店の方が教えてくれました。

セネガルの「チェブジェン(魚)」や「チェブ・ヤップ(肉)」は、米がしっとりしており一緒に炊き込まれた野菜の甘味を米からしっかり感じました。
一方で「ベナチン」は、野菜や肉の風味が穏やかで、筍ご飯のような印象をもちました。

ご飯は表面が香ばしかったです。
ちなみに、ガンビアの料理は基本的に辛くなく、辛いペーストが別に添えてあります。
注文の際もシェフから「辛いのは大丈夫?」と聞かれました。
チキンパイ

ガンビアに限らず、イギリスの植民地であったアフリカの国では「パイ」がよく食べられます。
イギリスのパイ文化が各国の食文化と融合し独自のパイを生み出しているのです。

みじん切りにした野菜と鶏肉を、ハーブとスパイスで味付けし、揚げています。
生地が少ししっとり気味だったのが残念ですが、懐かしい素朴な風味で、子どもも喜んで食べそうだなと思いました。

食後には無料でアフリカンティーをご提供いただきました。
ガンビアではティーがよく飲まれているそうです。
西アフリカの料理を食べ比べてみよう

ガンビア料理にハマったら、次はお隣の国や、同じ西アフリカの料理を食べ比べてみるのがおすすめです。
この記事で紹介したように、ジョロフライスはセネガル、ナイジェリア、ガーナなど西アフリカの各地で食べられていて、国ごとに味つけや具材が違います。
ピーナッツシチューも、セネガルではマフェ、ガンビアではドモダと名前も中身も少しずつ変わります。
国内のセネガル料理店やナイジェリア料理店をめぐって、ベナチンやドモダとの違いを確かめてみると、一皿の楽しみがぐっと広がります。
「次はどの国の料理を食べに行こう?」と思ったら、拙著『東京グルメで世界一周』(Kindle)を手に取ってみてください。
東京にいながら100か国の料理を味わえる店を、実際に食べ歩いて紹介した一冊です。
セネガルやナイジェリアと言ったガンビアの隣国の料理や、西アフリカ以外の料理も掲載しています。
ジョロフキッチンで感じた「知らない国の味に出会うワクワク」を、次の一軒でも味わえるはずです。
【まとめ】「ジョロフキッチン」で名古屋にいながらガンビアを旅する体験を

- 迷わず予約や来店の計画が立てられ、当日は自信をもって注文できるはずです。
- 名古屋にいながら西アフリカの家庭の味と、気さくなオーナーとの会話を楽しむ。そんな、日本にいながらガンビアを旅のような特別な時間をぜひ味わえるでしょう。
最後にここまでの内容を簡単に振り返りましょう!
名古屋・中小田井の「ジョロフキッチン」は、日本で初めてのガンビア料理店です。
ガンビア名誉総領事でもあるビントゥさんが営み、建物の2階には総領事館があります。
料理だけでなく、ガンビアという国そのものに触れられる珍しい場所です。
「アフリカ料理は辛そう」「口に合うか心配」と感じていた人も、心配はいりません。
ガンビア料理は「ご飯+シチュー」が基本で、辛さは控えめ。辛いペーストは別に添えられるので、自分好みに調整できます。
日本のカレーライスに近い感覚で楽しめる、やさしい家庭の味です。
来店前にチェックしておきたいポイント
- 何を頼むか迷ったら:「ドモダ」や「チキンアフラ」など代表的な料理を一度に味わえる「スペシャルプレート」
- 単品で選ぶなら:国民食で人気No.1の「ドモダ」。単品ならお餅のような主食「フフ」も選べます
- ほかのおすすめ:ガンビア版ジョロフライスの「ベナチン」は、プレートに含まれないので単品で!
- 予約:予約なしでも入れます。ただし月曜は定休日(団体予約なら営業)、遠方から行く人は臨時休業がないか電話で確認すると安心です
- 言語:日本語が通じます
- アクセス:名鉄犬山線「中小田井」駅から徒歩3分。名古屋駅から電車で約15分です
- 支払い:現金・クレジットカード・PayPayが使えます
テーブルや壁の装飾、国旗や雑貨に囲まれた店内は、ひとりでも家族連れでも気軽に入れる雰囲気です。
食後にいただけるアフリカンティーまで含めて、ガンビアの暮らしを少しだけ体験したような気分になれました。
「なかなか一歩を踏み出せずにいた」という人こそ、次の休日にぜひ足を運んでみてください。
ピーナッツシチューのまろやかなコクと生姜の余韻が、きっと「知らない国の味」をもっと知りたくなるきっかけになるはずです。

そしてジョロフキッチンで世界の料理の面白さに目覚めたら、次の一軒探しには『東京グルメで世界一周』がお役に立てるはずです。


